目次
第1章 大手私鉄(新型車から旧型車まで世代交代前夜の時代 近畿日本鉄道;近鉄、京阪と相互直通運転をした奈良電 奈良電気鉄道;近鉄合併前のいにしえの時代 信貴生駒電鉄 ほか)
第2章 準大手私鉄、地方私鉄、公営交通(旧型車や近江形が活躍した滋賀の私鉄 近江鉄道;ポール集電が懐かしい京福電鉄時代の各線 京福電気鉄道叡山本線、鞍馬線;牧歌的な風景だった半世紀以上前の沿線 京福電気鉄道嵐山本線、北野線 ほか)
第3章 路面電車(民間から始まった日本初の路面電車 京都市電;公営初として開業、商都を支えた路線網 大阪市電;技術開発でも名を馳せた、港町・神戸のみどりの市電 神戸市電 ほか)
著者等紹介
ヒギンズ,ジェイ・ウォーリー[ヒギンズ,ジェイウォーリー] [Higgins,J.Wally]
1927年、アメリカ・ニュージャージー生まれ。ミシガン大学卒業後、アメリカ空軍勤務。1956年に駐留米軍の軍属として来日、以降、日本に滞在して全国各地をくまなく訪問。趣味の鉄道写真を多数撮影。撮影の対象は国鉄はもとより、大手私鉄、地方私鉄、路面電車、軽便鉄道、拓殖鉄道、森林鉄道に至るまで多岐にわたる
辻良樹[ツジヨシキ]
昭和42(1967)年、滋賀県生まれ。鉄道関係のPR誌編集を経てフリーに。執筆、写真個展以外に、鉄道DVD監修、自治体・団体での講演や教養講座も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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えすてい
8
京阪京津線の普通用の旧型車の塗装は京阪の緑でも特急色でもなく、ネイビーとアイボリーのツートンカラーだったのか。モノクロ写真でしか見たことがないので、この塗色には驚きだった。急行に使われる高床車や石山坂本線の車両は特急色。京津線に80形が現れる前の時代のものだ。京津線の三条行きの行先表記は「京都」。大津市内から京津線に乗るのは確かに「京都行き」である。2020/04/22
えすてい
3
流石はヒギンズ史。コダクロームのカラーフィルムを駆使した貴重な写真が盛りだくさん。関西の私鉄を中心に往年の車両の生き生きとした姿には圧巻。私鉄が中心で、公営鉄道は大阪・京都・神戸の各市電に大阪市営地下鉄が掲載されている。しかし、大阪市営地下鉄は万博の時期の堺筋線60系で占められている見開き計2ページのみで、その他は合間を縫うように御堂筋線1200形と中央線6100形が小さくあるだけ。大阪市営地下鉄に関してはあまり詳しく載ってないのが残念。京都市電は北野線から広軌ツーマン時代→ワンマン化まで結構豊富。2017/04/27
kaz
1
私鉄を中心とした車両の写真集。既に現在の車両のカラーイメージに近いものも多い。その中では、やはり阪急の車両に惹かれる。京福や嵐電の車両が、今もほとんど変わらないように思うのは気のせいか。和服を着て大通りを平気でわたる女性、埃っぽそうな道、田園風景等、当時の背景の観察も楽しい。 2017/05/21
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