出版社内容情報
新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延=パンデミックにより、オリンピック史上初めて延期され、ほぼ無観客で行われた東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会。はたして開催してよかったのか、1年延期でよかたのか、方法はこれでよかったのか……。これまでオリンピックと正面から向き合い、オリンピックについて真摯に考えてきた日本オリンピック・アカデミー(JOA)のメンバーが、大会を検証し、総括する。本書は後のオリンピックの歴史のなかで再び起こりうるパンデミックなどの危機に対して、オリンピックムーブメントを推進する視点から発する貴重なメッセージであり、未来に向けたレガシーとなるだろう。
目次
第1章 東京2020大会の評価と展望(東京大会の「魂」を探して;東京からパリへ―東京2020オリンピック大会の評価と展望;東京が残した深い傷―ただひとつのプラス、生かすには)
特別寄稿 東京2020大会は何を変えるのか
第2章 東京2020大会からオリンピック・パラリンピックのあり方を問う(もし2020年東京大会が中止されていたら、この大会をどのように評価できるのか―東京都によるオリンピック教育の取り組みから考える一つの試論;8年間の準備期間におけるムーブメントをレガシーに;東京2020大会は社会のジェンダー平等の達成に貢献したか ほか)
第3章 東京2020大会の報じ方・報じられ方・見られ方(東京2020大会を支配した空気と報道スタンス;英米独仏メディアが報じた東京2020大会;スタジオ・オリンピックの開会式―夢のはじまりはこれでよかったのか ほか)
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