出版社内容情報
「付き合いたいとかの好きじゃないかもしれない。でも言いたい。」
先生と生徒ふたりだけの天文部。唯一の部員・あやは天文部の顧問・青山にほのかな想いを抱き始めていた。
この気持ちは恋なのかそれともただの憧れか。
見上げた星空が答えの出ない少女の気持ちに少しずつ色を付けていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とにざぶろう
2
一人きりの天文部員と顧問教師の話。良かった。百合の苦手な自分にとっては、これくらいの塩梅が丁度良い。ラストはもうちょっとだけ説明してくれた方が好みだけど、これはこれで。2020/08/16
オジャオジャ
1
何か形容し難い感情なんだけど確かに宿る先生への淡い恋心のような物を丁寧に描き出してる感じがとても好き。何だかんだで先生があやちゃんを特別に思ってると切なげに語るシーンで急に寂寥感が込み上げて心が辛くなってきた。先生を辞める理由が余命宣告か専業主婦か明言しないで良い感じの余韻を残してるのも良い。あっさりしてるけど薄味だけど繊細でプラトニックな百合マンガを描き出している作品な気がしましたね。大好き😍😍😍😍😍😍2021/10/17
funa1g
0
ショパンの別れの曲が作中で繰り返し触れられ、それに似合う物語。雰囲気でできた話なんだけど、その雰囲気がとても良い。2023/02/21
水橋松梨
0
全然そんな風に見えないけど、世界一番後味の良い悲しみが味わえる一冊。2021/06/26