感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kenitirokikuti
8
紙版を購入。コミックLO出身な「雨がっぱ少女群」先生、エロ漫画から撤退したのは把握していたけど、本作は予想よりもがっちり『新・耳袋』系ホラー。表題作の「ひとりかごめ」がコミックLO/高に載りそうで載らなさそうな、奇妙なキモかわ短編。自分が異形の化け物だと気付いていない美少女のお話。2019/07/16
ささやか@ケチャップマン
3
思った以上にスプラッターかつグロテスクで不穏だった。2022/02/09
HK
3
12篇のホラー短編を納めた作品集。圧倒的な美少女描写と裏腹なグロ/スプラッター描写のミスマッチがもたらす居心地の悪さが何よりもホラー的。一方、ストーリー面はテンプレな都市怪談の域を出ず、絵を引き立てる添え物といった感じのものが多い。しかし表題作は比較的長尺でSF的なアイデアと画力を活かしたビジュアルのインパクトが噛み合った佳作で、ちょっと吉富昭仁を思わせるテイスト。「現象」も短い中に理由も理屈もなく描かれる理不尽な現象のイマジネーションに息を飲まされる。2020/03/21
ぴよ(toyoneko)
2
ホラー短編集。怖いというより気持ち悪い話が多い2020/03/24
flatscan
2
ホラーなショートショートが12本。スプラッタ多め(流血なしは2本のみ) 怖い話と言うよりは奇妙な話。明らかに怪異が発生しているのに、それを当たり前のように受け入れてる周囲の連中のほうが、むしろ怖いっていう。世にも奇妙な物語っぽいニュアンス。伊藤潤二が好きな人ならいける。絵柄がちょっと不安定なのが残念。掲載誌に合わせた描き分けは分かるが、それ以外にもやや雑な印象が。幕間のイラストはいい雰囲気。好き。もっと大きなサイズで見たい。「ペット」「現象」のスピード感。「ザリガニ」「遺された~」のオチも好い。そっ閉じw2020/02/01