感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
異世界西郷さん
17
田舎の農家を舞台に、人と自然の共生を描くシリーズ堂々の完結編。農家にとっては天敵でも、虫たちには虫たちの生があって一生懸命生きている様が描かれているのは良かったです。ただ、後半からの百合展開にはさすがに驚きましたね。とはいえ、全くいやらしく感じさせなかったのは作者の腕の見せ所ではなかったかと思います。2巻で終わらせるのは非常に惜しい作品ですね。作者の次回作に期待したいです。2019/01/28
ネタバレ:トキメキのあまり展開してしまう存在しない記憶たち
9
ヤン気味百合漫画かと思わせてシリアスな展開からのしっとりとした内容と最後は幸せになって終了という、一言で言うといい漫画だった…2018/12/30
HK
9
前半は、祖父を失った菜々子をそっとしておくためもあり麻衣が参加した湿原保護の話。来夏と美津羽のキャラクターの魅力もあり楽しげなエピソード。そこから一転して菜々子の、そして麻衣の家族をめぐる重い展開に移行するが、これでもかというくらいのハッピーエンドで読後感が良い。2018/12/29
おこげ
8
たったひとりの家族を失い、自分だけで畑を守ろうと一生懸命農業に勤しむ菜々子。彼女のためにと一旦距離を置く麻衣であったが、完全に裏目に出ることに…しかしこれが後に虫の知らせが山頂での濃厚キスを生み、悪い虫がつかないほど睦まじい家族構築の布石となる怒涛のガチ百合展開で悶える結果となるとは///店舗特典で読める完成版の"最終回"、その間にある来夏とその幼馴染み美津羽の"特別編"を補うために電子書籍をポチるのは必然。虫知識と合わせてスローライフな1巻から一気に百合上昇気流へ乗るべし⤴️⤴️2018/12/27
コリエル
8
虫の話はちゃんとやりつつ、まさかのガチ百合エンドへ。ふたりは幸せなキスをして終了となろうとは。全2巻はちょうどよい分量で面白かった。2018/12/28