出版社内容情報
氷の果てに、希望はまだ灯っていた。
その光が導くのは、終焉か──それとも始まりか。
希望と絶望が交錯する第二章
月が落ちるその日までに、少女は何を選ぶのか。
〈あらすじ〉
ニックスたちはダールの力を借りて大氷原のはるか奥にある目的地に向かう。だが、彼女を執拗に追うハレンディ王国軍はクレイシュを攻撃、ラーシュクの群れにも襲われた村は壊滅的な被害を受けてしまった。南クラッシュ帝国では、カンセとラミ、アーリアたちがハレンディ王国との全面戦争に備えるが、裏切りのために王国軍の侵攻を許してしまい、帝都キサリムリに大きな危機が迫る。ムーンフォールを回避するために自転が止まったアースを再び回転させるという、不可能としか思えない任務に取り組むニックスやカンセたちに望みはあるのか? なぜアースの自転は止まってしまったのか? はるか昔に何が起こったのか? 謎が新たな謎を呼ぶなか、ムーンフォールの前兆がアースに現れ始めた。
【目次】