出版社内容情報
実の姉・「怪物事変」の 藍本松先生が妹を想う――。
『妹ががんになった。親より自分より先に、妹が。』
藍本松先生が『「怪物事変」日下夏羽×松本ぽんかん』の描き下ろしイラストで応援?
ある日覚えたのどの違和感。その正体はがんだった――。
若さゆえ早い進行、抗がん剤が卵子に与える影響
――悩みは募る。
しかし、奇跡的に卵子凍結ができ、
苦しい治療を乗り越えれば全てが終わると思ったのに、
長引く味覚障害が私の顔から笑顔を消した。
contents
第1話 喉の違和感
第2話 がん告知
第3話 ステージの進行
第4話 新しい命の可能性
第5話 手に入れた卵子
第6話 治療開始
第7話 娘の限界と夫のサポート
第8話 失った味覚
第9話 34歳で胃ろうを作る
第10話 治療終了
第11話 「おいしい」が消えたとき
第12話 もう一度笑えた日
最終話 夫の本音、私の本音
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
47
新刊。ずっと泣けた…!…し、人ごとだと思って泣いてる場合じゃない、と身につまされまくった。線も綺麗で話も丁寧でとても分かりやすく読みやすく、とても勉強にもなった。コミカルに描いてくださっているからこそ読みやすいんだろうけど、もっともっと想像を絶する大変さだったんだろうな…わたしも常日頃、子ども達を残したままでは死んでも死なない!と思って生きているので読みながらつらかった。でもガン治療について知ることができたので読んで良かった!夫にも読んでもらって一緒に健康に気をつけていきたい。2025/05/29
麻琴
1
Webで紹介されていた悪阻について描かれたコミックを出産経験も無いのに何故か読みふけってしまった作家さん。闘病されていたと知り驚き少しでも応援したいと書籍購入。味覚障害との戦いがすさまじくて読んでいてつらかった。どうか次作は闘病記ではなく楽しい作品でありますように。2025/06/03