出版社内容情報
UEFA監督資格の最高ランクであるU E F A ?P R Oライセンスを取得している数少ない日本人指導者であり、日本人として初めてヨーロッパ・プロリーグで監督(SVホルン/オーストリア・ブンデンスリーグ2部)を務めた濵吉正則氏。
プロ選手経験はなく、若い頃から指導者を目指し、1990年大阪体育大学サッカー部に在籍していた当時、大学助教授であった祖母井秀隆(元J E F千葉G M)や、のちに千葉や名古屋、大宮といったJクラブを率いたスロベニア人監督のベルデニック氏が指導に訪れ、そこでヨーロッパサッカーの真髄に触れた。
1995-99年にスロベニアヘコーチ留学。リュブリアナ大学体育学部在籍中、スロベニア代表に帯同しながら、NKJEZICA, NK DOMZALE HIT GORICAなどでU-10やU-18など下部組織の監督を務める。その傍らアヤックス(オランダ)、バイエルン・ミュンヘンやベルダー・ブレーメン(共にドイツ)フランスサッカー協会クレールフンテーヌ、オランダサッカー協会、ハイデュク・スプリット等など、有名クラブ等の練習を視察しながら指導者としての礎を築いていく。2003年にはUEFA ・P R Oライセンスを取得した。帰国後は柏レイソルU-18の監督就任、2003年名古屋グランパスエイトのコーチに就任。その後は徳島ヴォルティス、ギラヴァンツ北九州などでコーチを歴任。2016年4月、SVホルン監督に就任(実質オーナーであった本田圭佑からのオファー)。日本人として初めて、ヨーロッパ・プロリーグ(オーストリア・ブンデンスリーグ2部)で監督に就任。2018年より九州産業大学サッカー部監督に就任、現在は中国・大連市サッカー協会テクニカルダイレクター兼U16監督として指導を行っている。
その豊富な知見からサッカー専門誌でたびたびインタビューを受けたり、講演を行ったりしており、サッカー関係者や指導者からは一目置かれている。
指導者の道を志すにあたり、最初からヨーロッパへと渡り、UEFAプロライセンスを取得したり、海外での指導経験も含めて日本人指導者の中では稀有な存在の濵吉氏の指導論や指導者を目指してここまで来た話、Jクラブ、SVホルン、スロヴェニアなどでの経験、日本と海外の指導の違い、プロとは違い大学の指導者としての経験、今後どんな選手を育てたいかなどをまとめた1冊。
内容説明
日本人として初めて欧州プロリーグの監督を務めた指導者がUEFAライセンスの内容をベースにわかりやすく、欧州サッカーの指導メソッドを徹底紹介!
目次
01 現代サッカーに適応する選手を育てるために
02 サッカーの技術とは?
03 戦術とはコミュニケーションである
04 プレーモデル・メソッド
05 指導者哲学の形成
06 欧州プロリーグ、初の日本人監督になるまで
著者等紹介
〓吉正則[ハマヨシマサノリ]
1971年生兵庫県生まれ。大阪体育大学卒業後、1995‐99年にスロベニアへコーチ留学。リュブリアナ大学体育学部在籍中、スロベニア代表に帯同しながら、NK JEZICA、NK DOMZALE HIT GORICAなどでU‐13やU‐18など下部組織の監督を務める。スロベニア滞在中、アヤックス、フランスサッカー協会クレールフォンテーヌ、オランダサッカー協会、ハイデュク・スプリット等で研修を受け、帰国後は柏レイソルU‐18監督、名古屋グランパストップチームコーチ、などを歴任。現在は大連市サッカー協会テクニカルダイレクター兼U-16監督を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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