竹書房怪談文庫<br> 遠野怪談

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竹書房怪談文庫
遠野怪談

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784801939707
  • NDC分類 147
  • Cコード C0193

出版社内容情報

令和版遠野物語!

民俗学の金字塔『遠野物語』に記された怪異は、現代の遠野でも日々起きている!? 
民俗の故郷・岩手県遠野市に伝わる怖くて不思議な体験談を現地在住の気鋭が綴る


欠ノ上稲荷のご利益と恐ろしい神罰

神が棲まう聖なる早池峰山

遠野市立博物館に出没する人ならぬ子ども

訪問者にとり憑く鍋倉城跡の赤い女

仙人峠道路を彷徨う事故車の霊

伝承園オシラ堂に潜む黒い影

異界へ通ず! 土淵町柏崎に出現する光る山道

市役所、早池峰山、商店街… 市内各所で耳にする招待不明の鈴のような怪音

又一の滝で耳にした、生者を求める山の神の危険な呼び声

悪霊が蠢き訪れる者にとり憑く花巻の某ダム



柳田国男の『遠野物語』の舞台・岩手県遠野市――この地に暮らす著者が聞き集めた現代の怪奇譚集。
・観光地・伝承園内のオシラ堂で目撃された真っ黒い影の正体「伝承園」
・早地峰山付近で聞こえる謎の声。耳を貸してはならない理由とは…「雪山トレッキング」
・多くの人で賑わう市立博物館に現れる謎の子ども「博物館奇譚」
・霊験あらたかな神社が仇なす者に牙を?くとき戦慄の神罰が下る「欠ノ上稲荷のご利益」
・人ならざる霊の仕業か…日常に差し込まれた怪異を綴る八話「モンコ」
?―など収録。この地には今も不可思議な怪異が息づいている…

内容説明

柳田国男の『遠野物語』の舞台・岩手県遠野市―この地に暮らす著者が聞き集めた現代の怪奇譚集。観光地・伝承園内のオシラ堂で目撃された真っ黒い影の正体「伝承園」、早地峰山付近で聞こえる謎の声。耳を貸してはならない理由とは…「雪山トレッキング」、多くの人で賑わう市立博物館に現れる謎の子ども「博物館奇譚」、霊験あらたかな神社が仇なす者に牙を剥くとき戦慄の神罰が下る「欠ノ上稲荷のご利益」、人ならざる霊の仕業か…日常に差し込まれた怪異を綴る八話「モンコ」など収録。この地には今も不可思議な怪異が息づいている…。

目次

第1章 魂の行方
第2章 山と山神
第3章 土地
第4章 人魂・火の玉・狐火
第5章 イタコ・オガミサマ
第6章 妖
第7章 狐と稲荷
第8章 風習と信仰

著者等紹介

小田切大輝[オダギリダイキ]
山梨県出身。岩手県在住。幼い頃より怖い昔話が好きで、読み聞かされては泣いて眠れない夜を繰り返し過ごした。そのうち、取り憑かれたように怖い話ばかり聞き集め、気がつけば遠野に移住してしまった。怪談語り部としても活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

69
遠野を舞台にした実話怪談。とはいえ集められた話は何とも優しいものばかり。「魂の行方」「山と山神」「人魂・火の玉・狐火」と現代の話というよりは民話を聞いているようで、本書が『遠野物語』の系譜の一つである事を物語っている。読んでいるこちらとしては、囲炉裏端で古老の昔話を聞いている様で何とも心地良いのだが。昨今の実話怪談とは全く違った読後感で、思うに他の実話怪談は現代らしく系譜や過去の人との断絶しているが、本書はその連続性の上で書かれているからかなあ。昔惹かれて訪れた遠野の地を懐かしく思い出しながら読みました。2024/07/05

kana

33
遠野物語remixと連続して読んだのですが、ちゃんと現代の遠野物語でした。怖い話というよりは怪異の話。構成に遠野物語へのリスペクトが感じられるし、過去から現在に繋がる遠野ならではの不思議なものとの向き合い方がよりいとおしく思えます。こうなると遠野物語拾遺も読みたくなるし、遠野に行きたくなる。いとゆかし。2024/05/26

紅咲文庫

29
遠野市の内田書店さんで。この本に関するイベントなども内田書店さんで開催されていたとのこと。盛岡の本屋さんでもたくさん平積みされていた本。著者も遠野市に住み、お年寄りはじめいろいろな人等から聞き集めた怪談。リーンと鳴る音を複数の人がそれぞれに聞いたという話、可愛い孫の口を曲げてしまったオシラサマを祖父が叱りつける話、光る道に誘い込まれ気がつけば崖っぷちを延々と登っていた話。どれも普段の生活と境目無く、でも扉を開けた瞬間やふっと目を向けた先が明らかにどこか違う場所につながる感覚で面白かった。2024/07/17

Porco

20
現代版の遠野物語かな?と思い購入。解説で作者自ら「それを期待して手に取られた方もいるのでは?」と言っておりそうですとしか言えない。竹書房怪談文庫でよく見る土地や場所の怪談を集めた本だが、タイトルの遠野は土地と同時に、遠野物語の意味合いであるかのように頻繁に遠野物語で語られた説話に関連する話が出てくる。読んでいて百年前の奇譚怪談の時代の色が、現代でもまだ濃く残っているのかとも思わされる。気に入った話は【鈴のような音(たち)】だ。正しく現代版遠野物語と言っていい魅力的な話だった。2024/12/14

うなぎ

20
遠野に旅行にいくつもりなので予習に。遠野物語を読んだ後だから色々面白かった。語り口が新耳袋みたいな淡々とした感じなのも好感触だった。各章最後に必ずのってる化け物やら正体不明のやつことモッコの話は大体ぞわぞわした。遠野行ったら実際どうかなぁ、楽しみだ。2024/07/01

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