ＢＡＭＢＯＯ ＥＳＳＡＹ ＳＥＬＥＣＴＩＯＮ お母さんのおむつを替えた日―ヤングケアラーの見つけ方

一ノ瀬 かおる【著】/福田 旭【協力】

竹書房（2023/08発売）

• サイズ A5判／ページ数 192p／高さ 21cm
• 商品コード 9784801936386
• NDC分類 369
• Cコード C0979

出版社内容情報

ぼくが３歳のとき、父は他界。
母は神仏やご先祖様の声がきこえる人で
困っている人の相談に乗っていたけど、
家はずっと貧乏だった。

親族間の面倒事の話し合いをするのはぼく。
“家のこと”のために林間学校も修学旅行も不参加。

そして――
15歳のとき母が倒れ、17歳から本格的な介護が始まった。

ぼくの世界は全て家の中。

あのとき、ぼくが過ごしていた時間は母のための時間だった。
ぼくもまわりも気付かないまま――。

目次

第１話　社会から取り残された場所
第２話　母は「先生」
第３話　学校より優先される“家のこと”
第４話　背負わされた責任と罪悪感
第５話　ぼくの世界は家の中
第６話　進学という希望
第７話　深刻化するケア
第８話　お母さんのおむつを替えた日
第９話　母の死
第10話　大人になったぼくの仕事
第11話　ヤングケアラー、見つけられた

内容説明

ぼくが３歳のとき、父は他界。母は神仏やご先祖様の声がきこえる人で困っている人の相談に乗っていたけれど、家はずっと貧乏だった。親族間の面倒事の話し合いをするのはぼく。“家のこと”のために林間学校も修学旅行も不参加。そして―１５歳のとき母が倒れ、１７歳から本格的な介護が始まった。

目次

第１話　社会から取り残された場所
第２話　母は「先生」
第３話　学校より優先される“家のこと”
第４話　背負わされた責任と罪悪感
第５話　ぼくの世界は家の中
第６話　進学という希望
第７話　深刻化するケア
第８話　お母さんのおむつを替えた日
第９話　母の死
第１０話　大人になったぼくの仕事
最終話　ヤングケアラー、見つけられた

著者等紹介

一ノ瀬かおる［イチノセカオル］
漫画家

福田旭［フクダアサヒ］
ヤングケアラー当事者。現在はケアマネジャー・社会福祉士として福祉の現場で働きながらヤングケアラーを支える活動を行う（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ろんはる]

いつもにこやかに、優しく、寄り添って　話を聞く姿に感心してました。

2024/01/08

[うさっぴ]

子どもは親を選べない。生まれたら、親のもとで生きるしかない。大変だと思った。

2024/02/24

[しゅんぺい（笑）]

この体験談のひとが孤立し続けてたらと思うと、気い重くなった。とにかく誰かに見つけてもらえてよかった。それと同時に、同じように悩み苦しんでるひとがこのときにもどこかにおると思うとさらにつらいけども。やっぱり、できるひとができることをできる範囲でやるってことやなあ。

2024/01/10

[Minori Murata]

最後 問題提起され 考えた

[みやび]

☆３

2023/12/10