出版社内容情報
社会の闇と呼ばれるアンダーグラウンドを25年以上も取材し続けてきた村田らむ。そんな世の中の闇に精通する筆者が綴る、思わず背筋が凍る人怖物語の第二弾。いつも以上にアングラな人脈から集めた、さらなる恐怖があなたを襲う…。
豪華ゲストによるヒトコワ話も収録!
桂正和/松原タニシ/下駄華緒/田中俊行/早瀬康広(都市ボーイズ)/川奈まり子/夜馬裕(ゴールデン街ホラーズ)/インディ(ゴールデン街ホラーズ)/原昌和(the band apart)/河原崎辰也/藤倉善郎/B・カシワギ/DJタラちゃん/草下シンヤ…etc.
内容説明
人の狂気を浮き彫りにする戦慄の体験談37篇。社会の闇を取材し続けた男は、誰も知ることのない人間の本性を目の当たりにしてきた―。そんな世界の深淵に潜む、人の狂気という真の恐怖を描き出す人怖物語第二弾。
目次
惹起の章(死体のLINE;自殺のススメ ほか)
憂悶の章(アダルトビデオ;入れ替わり ほか)
危懼の章(ライブチャット(トントントメ子)
排泄(トントントメ子) ほか)
寒慄の章(タクシー(桂正和)
霊媒師(松原タニシ) ほか)
著者等紹介
村田らむ[ムラタラム]
1972年生まれ。愛知県名古屋市出身。ライター、漫画家、イラストレーター、カメラマン。ホームレスやゴミ屋敷、新興宗教などをテーマにした体験&潜入取材を得意とし、中でも青木ヶ原樹海への取材は100回ほどにのぼる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
66
シリーズ二作目。本巻でも現代に生きる人間の闇の部分を、嫌というほど見せつけてくれます。全編所謂人間関係の怪談で構成されているんだけど、その生々しさがとても嫌。前作同様前半が著者の体験した話で後半が他人の語った話という構成になっているが、前半の方が圧倒的に嫌で怖いというのも前作通り。著者自身の危機的状況より編集部員の態度に呆気にとられる「精神病院」や、ウシジマくんに出てきてもおかしくない「横領」とか、ホントどの話もすぐ隣で奈落を覗き込む感覚というか。あ、前作に引き続いて「死体を育てる人」も出てきます。2022/10/27
うまる
30
続編。前作よりも更に濃い内容かつ、ノンフィクションなのに巧く気になる展開になっていて、とっても面白かったです! 竹書房の日を待っていて良かった。前作と同じ登場人物や語り手ゲストが出てくるのも嬉しい所。前作で一番好きだった樹海のK氏の話が最初にあって、テンションが上がりました。「見つかるか見つからないか勝負」の所がツボ。2冊読んでみると、周りにいるちょっと変わってるなって人なんか、凄く普通に感じますね。酒の席の武勇伝も、読む前以上につまらなくなってしまう。またネタがたまったら続編出してほしいです。2023/08/08
雨
29
霊なんて出てこない。とにかく人が怖いと言うか厭な話の詰め合わせ。 自分がいつ巻き込まれるか解らないし表面だけ良い人だったら見抜けないだろうなぁ💦2022/11/03
れに
13
前作が面白かったので。やっぱり人怖話は面白くて楽しい。でも圧倒的に村田らむさんの話が飛び抜けてパンチがあり、すごすぎて他の人の話は霞んで見える。やっぱり樹海の話や精神科病棟に潜入する話大好きだわ。でも、どこの媒体でもその話してるから若干飽きてきたのでまた樹海や精神科に潜入して新たな香ばしい話題をバンバン提供してほしい。プチエンジェル事件の関係者と同じマンションに住んでた話はすっごいレア話だなぁーと思った。あの事件はきな臭いし絶対大きな力も絡んでいる。そんな事件と間接的にでも関わっていたなんてなんかすごい。2024/04/16
ブゥりん
10
村田らむさんの人怖シリーズ。どの話もいい感じにスパイス効いてて狂ってて大好き、だけど、らむさんの樹海仲間(?)Kさんの狂いっぷりはどの話の狂人よりも狂人で大大大好き(笑2023/05/26