竹書房文庫<br> 大人になる時

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竹書房文庫
大人になる時

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  • サイズ 文庫判/ページ数 440p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784801930759
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

世界が一変する短篇集――。
ひとつの言葉で、たった一行で、世界が変わる。
怖さと楽しさが詰まった初収録+新作2篇のSF&ホラー短篇集。

「誰でも、大人になるんだよね」――息子のなにげないひと言が少年時代の不可思議な記憶の扉を開く表題作、死ぬ快感を味わうために高層ビルから飛び降りる若者たちを描いた「スカイダイブ」、辞書に載っていない言葉を発すると捕まるディストピアが舞台の「ハパンサペナ」、料理の味でしかコミュニケーションを取れなくなった妻とその身勝手な夫の物語「妻の味」などの未収録短篇に加え、「バディ」「ワクチン」の新作2篇を収録した、キレた発想とキレた結末満載のキレキレのSF&ホラー短篇集。

【収録内容】
「スタート・ピストル」
「スカイダイブ」
「大酋長」
「ハパンサペナ」
「顔」
「大人になる時」
「犬のプレゼント」
「自分殺し」
「妻の味」
「皮まで愛して」
「バディ」(新作書き下ろし)
「ワクチン」(新作書き下ろし)

内容説明

「誰でも、大人になるんだよね」―息子のなにげないひと言が少年時代の不可思議な記憶の扉を開く表題作、死ぬ快感を味わうために高層ビルから飛び降りる若者たちを描いた「スカイダイブ」、辞書に載っていない言葉を発すると捕まるディストピアが舞台の「ハパンサペナ」、料理の味でしかコミュニケーションを取れなくなった妻とその身勝手な夫の物語「妻の味」などの未収録短篇に加え、「バディ」「ワクチン」の新作2篇を収録した、キレた発想とキレた結末満載のキレキレのSF&ホラー短篇集。

著者等紹介

草上仁[クサカミジン]
1959年生まれ。1981年ハヤカワ・SFコンテスト佳作入賞。短篇『割れた甲冑』を「SFマガジン」1982年8月号に発表してデビュー。1989年に『くらげの日』、1997年に『ダイエットの方程式』で星雲賞日本短編部門受賞。1997年『東京開化えれきのからくり』でSFマガジン読者賞受賞

日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968年、神奈川県生まれ。出版社勤務を経てフリー編集者、ミステリ・SF評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

62
草上仁氏作品はお初。バラエティ豊かだが、キレがいい短編で何故、この作家を今まで知らなかったのだろうと悔しく思うばかり。「スタートピストル」、「スカイダイブ」は伏線の緻密な張り方と回収が見事。逆に「自分殺し」は盲点を突かれる展開に唖然呆然。そして「大酋長」の無知だと侮っている輩を逆手に取ったしっぺ返しは鮮やか過ぎて拍手喝采です。表題作は幼い記憶で忘れていた事を掘り出す過程でとんでもない事も思い出すが、包み込むような家族愛へと着地するのに安堵した。対話式で全編が進む艶笑譚「皮まで愛して」の今では妻を評する言葉2022/08/11

スカラベ

48
書下し2編を含めた12編の短編集。作者ははじめましてだが、やや奇天烈で個性が強い作品群といった印象。普通、こういった短編集を読むと、あれ?これってどんな内容だったっけ?となることがあるが、本作はそれがなく、すべて頭の中に明確に内容が残る。タイトルのつけ方にもよるのかも。人によって好みが分かれそうなものもあるが、クローンを扱った「スカイダイブ」、「自分殺し」が斬新。高層ビルから何度も飛び降り死を迎え、その記憶をクローンとなって残し続ける「スカイダイブ」はちょっとやってみたくなるような気・・・・はしないか。2022/12/28

宇宙猫

19
★★★ 草上仁はおもしろいイメージだったのに、暗い話が多かったのは、年を取って受ける印象が変わったんだろうか。「スタート・ピストル」が一番良かった。2024/12/31

ソフィア

16
短編なので、とても読みやすい。初手の「スタート・ピストル」を読み、ロボットが登場する王道SF小説なのかと思いきや、日本が舞台になったり、昆虫界?での会話が繰り広げられていたりと、様々なテイストのSF小説がまとめられているので、お得な気持ちにもなれます。最近の作品かと思っていたのですが、解説を読み90年代の作品が多いと知って驚きました。2023/05/14

Valkyrie

10
久しぶりの草上仁さん。ハヤカワから出てた「こちらITT」から「江路村博士のスーパー・ダイエット」まで新刊が出る度に読んでたけど、もう30年になるのか...本作を読み終わって感じるのはハヤカワと作品の傾向が異なるとこ。人間(とは限らないけど)関係が複雑でミステリー、ブラック、ホラー色が強めでハヤカワの「明快SF短編」とだいぶ違う。選者が日下三蔵さんってこともあるのかな。時は流れても草上仁さんはアイディアもオチも自分好みでした。2023/09/26

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