竹書房文庫<br> 新しい時代への歌

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竹書房文庫
新しい時代への歌

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  • サイズ 文庫判/ページ数 602p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784801927926
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

音楽と熱狂
音楽が彼女を動かす。熱狂が彼女を変える。

テロと感染病の影響で、ひとびとが直接会う機会は激減した。観客を入れたライブなどは参集規制法によって禁じられている――。
ローズマリーは超巨大企業スーパーウォリーに勤め、自宅からアバターで顧客に対応する、単調な日々を過ごしていた。だがある日、顧客から仮想空間で行われるライブのチケットをもらったことで彼女の人生は変わる。音楽の新たな魅力を知ったローズマリーは、転職し、密かに行われているライブから新たなミュージシャンを発掘するスカウトになることを決意するのだが――。
他人と接触することがなくなった時代、禁止されてもなおライブの熱狂を求めるひとびとを描いた音楽SFの傑作。2020年度ネビュラ賞長篇部門受賞作。

内容説明

音楽が彼女を動かす。熱狂が彼女を変える。感染症とテロによりライブが禁じられた世界の物語。ネビュラ賞受賞作。

著者等紹介

ピンスカー,サラ[ピンスカー,サラ] [Pinsker,Sarah]
ニューヨーク州ニューヨークに生まれる。2012年に“Not Dying in Central Texas”でデビュー。『新しい時代への歌』を含めネビュラ賞を三度、短篇集Sooner or Later Everything Falls Into the Seaでフィリップ・K・ディック賞を受賞。シンガーソングライターとしても活動しており、アルバムを4枚リリースしている。メリーランド州ボルティモア在住

村山美雪[ムラヤマミユキ]
英米文学翻訳家。出版社、外資系商社勤務を経て出版翻訳の道に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そる

314
書いた頃、出版時はコロナ禍ではないと言うので、まさに「予言の書」。今の現状と全く同じ、未来に行って見てきた?と思える近未来SF。この状況で音楽を大衆にどう届けるか、どう受けとってどう楽しむか。参集規制法という法の下、隠れてライブを続けるだけでは皆に届かない。配信という手法も必要。一長一短だけど温故知新で。でもやっぱ生ライブには叶わない。早く大声出せるライブが帰ってきてほしい!「わたしはまるで人の役に立てず、しかもじっとしてもいられない。音と希望を届けることしか能がないのなら、喜んでその役割を務めよう。」2021/11/04

NAO

59
アメリカではテロが多発し、ホテル、美術館、スタジアム、人が集まるところならどこであれ爆発予告され、実際に爆発事故が起こった。それと同時期、天然痘のような感染病が流行蔓延し、多数の死者が出た。そんな世界を舞台に、ミュージシャンのルースと超巨大ネット企業スーパーウォーリーの顧客対応係のローズマリー、二人の女性の生き方が描かれていく。何度も行き場をなくしながらも決してくじけないルースの強さは、どこから来るのだろう。彼女の音楽への強い思いが感じられる。ローズマリーは、音楽に圧倒されただけでなく、人が集まることが⇒2022/09/06

星落秋風五丈原

28
まるでコロナ禍を予見したかのような感染症下でライブが自由にできなくなった時代のミュージシャンの話。2022/10/03

ズー

21
コロナ前に書かれた作品なのにまるでコロナ禍を想像するような状況。そんな中で人が集まることが禁止されたりして、ライブをすることもできなくなり、闇ライブならぬことをする世の中。こんな状況でも歌いたいアーティスト。聞きたい観客。その熱さ!ルースのかっこよさといったら!!!色んな危険をかいくぐってライブする様子がハラハラして面白いし、様々なアーティストに圧倒される。なかなか長い長編だったけど、終始楽しんで読めた❤️今後出版予定の短編も気になる。2021/10/24

Mc6ρ助

14
『わたしたちは取引をした。 安全と引き換えに企業が利益を得るのは当然のことだ。作り手としての仕事を手放す代わりに、快適な家で消費する消費者の仕事を得た。 わたしたちはみずからそのように作り上げた。(p420)』ポストコロナを予言する音楽SFと捉えてしまいそうだが、大量生産大量消費のあとプラットフォーム支配の消費社会を乗り越えようとするアンチ・ディストピア小説なのかも知れない。それにしても音楽SFというのはなぜこんなにも(非音楽的な爺さまさえも)こころを揺さぶられのだろう。2022/06/02

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