出版社内容情報
私たちが幼い頃はまだ、「発達障害」という概念が世に浸透していなかった。
うちの子、将来どうなるんだろう?
自分のこれからが不安…。
当事者の著者が描く、発達障害を持つ9人の過去・現在。
・中2で努力をやめた著者は…大人になり、通信制高校に入学
・「困った子」と言われ続けたよしこさんが…支援学校で子どもたちをサポート
・トラブルメーカーだったたろうくんは…自分の特性を知り、母も驚きの人気者に
・生きづらさを感じていたいくさんは…投薬によって、取り巻く世界の変化を実感
知ることで見える未来。
今を生き、未来につなげるためのヒント――。
内容説明
うちの子、将来どうなるんだろう?自分のこれからが不安…。当事者の著者が描く、発達障害を持つ9人の過去・現在。今を生き、未来につなげるためのヒント。
目次
#01 モンズースーの場合
#02 はいろーどさんの場合
#03 いくさんの場合
#04 田舎のはなこさんの息子・たろうさんの場合
#05 松ぼっくりさんの場合
#06 まむさんの場合
#07 リサさんの場合
#08 肉球パンチさんの夫・ユウトさんの場合
#09 よしこさんの場合
著者等紹介
モンズースー[モンズースー]
ADHD当事者で発達障害グレーゾーンの兄弟の母。日々の生活をブログ「凸凹ハウス―親子で発達障害でした」で随時更新中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あゆ
34
発達障害と一緒に大人になった私たち 9人の方の全部共感できた。あゆも小・中・高はまあまあ似たような学校生活を送ってた。大学ではいい友達・先生・先輩に巡り会えた。2021/08/29
陸抗
24
発達障害の当事者は困っていて努力もしてるけど、周りには困った人と遠巻きにされる。大人になって分かった場合、対処法が分かって少しずつ進めるパターンが多いけど、子供の頃からきちんと療育を受けた場合ももっと知りたい。あとは、周りの理解かなぁ。発達障害について知らない人にも読んでもらいたい本。2024/02/07
ふじ
13
親子の発達障害当事者コミックエッセイの著者による、発達障害等の複数ケースを取り上げたコミックエッセイ。読んでわかるのは、たとえ発達障害であっても、周囲の働きかけでそれが「障害」とならず生きていけるということ。たろうさんのケースが、お母さんの対応が良すぎて尊敬の眼差し。あるものは変わらないので、それを知り、その上で上手に人生をサバイブしていく手立てをいかに見つけるか。それはノウハウだけじゃなく、人と繋がる力も同じく重要。家庭が悪かったケースは本当に不憫で…2024/10/10
つくし
6
「もしかして」から気づく発達障害のエピソードがいくつか収録されています。子供の頃に気付けず社会人になってから歩む人、子育ての途中で気付いて対応する親、理解するだけで変わることもあるし、自分の性格として捉えてなんとかやりくりしてきた人もいる一方で、薬の効果もところどころに顔を出している。今はいろんな個性に名前がついて、より良い対応の仕方が整えられている社会だなと思います。大事なのは分類することじゃなくて、どう対応するのが最適解かを探すことなんだなーなんて考えさせられました。2021/01/25
テリトリーM
5
当事者の著者が発達障害をもつ9人のエピソードを漫画で紹介。「困った子は困っている子」そんな風に思って対応してくれる人が増えれば当事者は暮らしやすくなるだろうけど道のりは遠い。当事者は努力してる、頑張ってる、悩んでいる。生きづらい彼らが良い出会いに、理解ある人に恵まれますよう、そう祈らずにはいられない。2022/05/17
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