BAMBOO ESSAY SELECTION<br> 大切な人が死ぬとき―私の後悔を緩和ケアナースに相談してみた

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BAMBOO ESSAY SELECTION
大切な人が死ぬとき―私の後悔を緩和ケアナースに相談してみた

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  • サイズ A5判/ページ数 152p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784801921757
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C0979

内容説明

「もっとできることがあったんじゃ…」看取りで残った後悔と罪悪感―。そこで、緩和ケアナースに話を聞いてわかったこと。それは、大切な人が、残された時間を「どう生きたいか」を知ること。

目次

プロローグ 死んでゆくのは大変だなぁ
第1章 大切な人の死(がんになった父;あがく家族;父が漏らした言葉;日常生活がしたい ほか)
第2章 死を目の前にした人たち(大切な人が死んでいく過程を見届ける;後悔を残さないために;感情を出し切る;感情が出せない人 ほか)
エピローグ あのときなんて言えばよかったんだろう?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yumiha

42
大切な人が亡くなった喪失感は、いつまでもつきまとう。何気ない日常ですら、どこからか喪失スイッチが入る。本書は、そんな人たちのアドバイスがたくさんあった。私に一番染みたのは、「後悔するのは悪いことじゃない。だってそれだけ本人のことを大切に思っていたという証(p122)」という西医師の言葉。「こうすればよかった」「あれも言ってやればよかった」という後悔は何度も訪れる。誰でも後悔するものだと慰められても、後悔スパイラルは巻きついてくる。でも、それは大切に思っていたからこそなんだね。2023/12/01

たまきら

41
読み友さんの感想を読んで。大切な友人が亡くなった時の足元にポッカリ穴が開いて引きずり込まれるような感覚。怒り「ドクハラしやがってこのサイテー医者!」「寂しかったの!?黙ってないで入院してるって言ってよ!」「は?なに自殺しちゃってるの?息子たちの今の表情見てる!?」、そして受容「うん、ホントみんながんばった!」「いい顔だね」「全然後悔してないよ」…この半世紀で出会った人たちの顔を思い出しながら、自分の感情を消化しました。読んでよかった。2023/12/11

MAYU

26
母が20年前に余命宣告され、緩和ケアで息を引き取った過程をリアルに思い出した。そしてつい先日亡くなった愛犬のことも。いつかは誰にもやってくる死。見送る側旅立つ側。私には悔いしかない。もう一度会いたい。2020/08/04

高宮朱雀

14
読みたいと思っていた人の別の作品を読んでしまったようで今後、縁のある作家さんになると思う。 著者が自身の父親を看取り、それによって引き起こされたいくつもの後悔について、緩和ケア専門のナースに尋ねながらその対処法を探って行くという内容。 別れとは突然やって来るものなので気構えの参考までに…と言いたいところだが、生前に余程の確執でもない限り、人の心というのはそんな単純には出来ていない。どれほど出来る事をしたとしても、字の表す通り、後から後から悔やむ事は尽きないだろう。 ただ寄り添うだけ、充分心強い事です。2020/03/15

こまっちゃん

12
漫画なのでサラッと読めますが、内容は濃いです。私も4人の後期高齢者を抱える身。勉強になりました。2022/08/16

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