出版社内容情報
甲子園出場辞退、
ドラフト外からのプロ入り、
球団に反旗を翻しての退団、
国会議員としての政治活動、
突然の胃ガン宣告など、
履歴書の枠には収まり切らない
波乱万丈の人生を送ってきた著者が、
団塊の世代へ捧ぐ。
死を覚悟したガン宣告から見つけた、
「サヨナラ」の場面を、楽しむ方法。
著者は、以下のように述べています。
死を覚悟する年齢を迎えた団塊世代を始めとする高齢者が、今の世の中をどのように生きていくか――。
それが本書のテーマとなる。70歳を過ぎてまで、ストレスを感じるのは避けたい。老後ぐらい、好きなことをして、充実した日々を過ごしていきたいものである。私自身は小さなイライラやストレスはあるものの、老いを楽に生きることができている。
「ガンになったおかげ」とは軽々しく言いたくないが、私は死が現実的に見えたことによって、1日24時間を大切に使うようになった。人生の終わりが見えるからこそ、悔いを残したくないものである――本文より
内容説明
団塊の世代へ捧ぐ。死を覚悟したガン宣告から見つけた、「サヨナラ」の場面を、楽しむ方法。
目次
第1章 死は恐くない(ガンで“死”を覚悟する;逆境のときこそ「あきらめる」 ほか)
第2章 「捨てる神」あれば「拾う神」あり(松坂世代を超える「団塊世代」=「自分世代」;「おれが、おれが」ゆえに監督には向かない ほか)
第3章 人生はトントンでいい(「人生トントン」で気持ちが楽になる;マスコミ界の大恩人・深澤弘アナウンサー ほか)
第4章 粋な老い方(「歳を取る=醜くなる」という事実を受け入れる;佇まいに憧れた別当薫 ほか)
第5章 人生の幕を下ろすとき(「感性が鈍ったとき」が解説者の辞めどき;朝、鏡を見ることから一日が始まる ほか)
著者等紹介
江本孟紀[エモトタケノリ]
1947年7月22日生。高知県出身。高知商から法政大、熊谷組に進み、1970年東映にプロ入り。その後、南海、阪神でプレーし、いずれの球団でもエースとして活躍した。引退後も、そのスマートな風貌と歯に衣着せぬ発言で人気を博し、メディアで活躍する一方、1992年には衆議院議員に初当選し、政界入り。スポーツの普及活動や教育問題などに奔走し、2001年には参議院の初代内閣委員長に就任するなど要職に就いた。現在は、野球解説、講演会、執筆活動、野球界の底辺拡大等に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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