内容説明
長身で端整な容姿、魅力的な声、昭和三十年代の演芸ブームで人気が爆発した五代目三遊亭圓楽。立川談志、古今亭志ん朝、春風亭柳朝と共に「落語若手四天王」と呼ばれていました。『笑点』の四代目司会者で、歴代司会者の中では最長の二十三年強を務めて勇退。落語協会分裂騒動、師匠・圓生の死後に新流派創設、引退を決めた『芝浜』の公演、生前に「圓楽」の名跡を楽太郎に襲名させる決断など、話題に事欠かない激動の落語家人生を全うしました。本書は、その落語家人生で三十二年間に亘って出演した「にっかん飛切落語会」で語られた「まくら」から特選しました。
目次
陰と陽
わたしの曽祖父は切腹した
心眼を考える
香具師の口上
遣っちゃいけない言葉たち
想像以上の寒さについて
上手い噺家は居なきゃいけない
江戸、大阪、京都、奈良
権威を笑う
呑気な人が長生きをする〔ほか〕
著者等紹介
三遊亭圓楽[サンユウテイエンラク]
1932(昭和7)年東京都に生まれる。1955(昭和30)年六代目三遊亭圓生に入門。前座名を「三遊亭全生」。1958(昭和33)年3月に二つ目に昇進。1962(昭和37)年10月に真打に昇進して、「五代目三遊亭圓楽」を襲名。1966(昭和41)年『笑点』の放送が開始され、大喜利回答者として出演。1978(昭和53)年落語協会分裂騒動。師匠・六代目圓生と一緒に協会を脱退。1983(昭和58)年司会者として『笑点』に復帰。2005(平成17)年『笑点』放送開始40周年特番で司会を桂歌丸に交代。2009(平成21)年10月29日、転移性肺癌のため長男宅で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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