内容説明
金沢市に実在する塗料会社の公式ブログで、夜な夜な更新される商品とは全く関係のない実話怪談。YAHOO!ニュースも思わず取り上げたあの前代未聞の怪談ブログが帰ってきた!大反響の第1弾からさらにパワーアップ、一度読んだら忘れられないガチネタの数々にブログ未発表の書き下ろしを詰め込んだ最新・最恐の1冊。幼い頃の能登の思い出…従兄弟が体験した恐怖の一夜「山姥というもの」、友人から託された奇怪な日記「彼が死ぬまでの記録」、ある左官屋が請け負ったお屋敷の秘密仕事「確かに声が聞こえた」他、しばらく震えが止まらぬ話からどこか切なく温かい話まで、不思議な闇が貴方を包み込む…。
目次
火葬場と言えば…
隙間
家族のようなモノ
山姥というもの
同窓会が怖い!!
人を斬った刀というもの
お寺に安置されている幽霊画の話
大工の知人
確かに声が聞こえた
建て替えの時に判った怪異〔ほか〕
著者等紹介
営業のK[エイギョウノケイ]
石川県金沢市出身。高校までを金沢市で過ごし、大学4年間は関西にて過ごす。職業は会社員(営業職)。2017年、勤務先のブログで執筆している怖くない話(恐怖実話)が話題となり、『闇塗怪談』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
259
怪談サラリーマン・営業のKさんの2冊目は何と言っても語り口が達者ですね。説得力があって安心して読めますので私は大好きですね。『同窓会が怖い!』俺は大学を卒業して社会人になった頃に中学の同窓会が開かれ出席して皆で盛り上がり二次会、三次会へ進み最後の店まで残ったのは8人程だったが中にどうしても思い出せない女性が一人いた。皆に訊くとA村さんと教えられる。暫くするとA村さんが昔の思い出を話して意気投合し帰りに「私は今家族の都合で引っ越してH県に住んでいるの」と新しい住所を教えられ彼女から頻繁に電話が掛かってきた。2022/05/03
スカラベ
45
金沢のある塗料会社で書かれていて、怖い!と話題になった怪談ブログの文庫化。幽霊画、こっくりさんなどの定番をはじめ、隙間に潜むものとか、寝言に応えたらとか、そこそこ怖くて楽しめる内容だった。最強の霊能者が登場するが、最近読んだ『ぼぎわんが、来る』に出て来る人物も連想させ、本当にいるのかもと思わされる。すべて実話という触れ込みだが、「タヌキの復讐というもの」では、最後に、これは本当にあった話らしいと締めくくられていて、内容もそうだが、"らしい"はあかんやろ、ぶれずに言い切ろうよ!と突っ込みたくなる場面も。2018/04/28
モモ
43
今回も怖い。夜中に会社の防犯システムが作動する。防犯カメラに写っていたものは…。そしてホームセキュリティ会社○○○の方から契約の解除を求められるなんて怖すぎる。2021/06/07
洋
29
恐怖って程ではないけれどゾワリとする不思議話、面白かった。『見つけて欲しい者と見つけたい者の気持ちが呼び合うんだよ』人間の持つ魂、命の不思議。2018.04.052018/08/13
鬼灯の金魚草
23
人は亡くなると簡単に悪霊になるんですか?割と簡単に悪霊になる率高いよね。怖いけど、それは流石にちょっと、って思うのもあるかな。2018/05/06