感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bugsy Malone
75
映画『悪魔のいけにえ』とジャック・ケッチャムの『隣の家の少女』を合わせたような印象。見開きの注意書きと著者の前書き程の衝撃は無く、ある程度の先行きも分かってしまう。それでも一気に読んでしまった。そうかそうか、やっぱりそうなるのかと、予想を裏切らない所にほくそ笑んでしまうのだ。著者達の小説はイギリスでは大人気らしいのだが、翻訳されているものはこの小説だけの様。他の作品も読んでみたい。2017/11/17
みや
34
息子への誕生日プレゼントに選ばれてしまった男女がパーティーに強制参加させられるホラー。表紙、帯、あらすじ、警告文、どれも素晴らしいのだが、ここから想像するものとは大分離れたところに主軸を置いていて、期待したスプラッターやグロは少ない。でも、それを補って余りある程にストーリーが面白かった。陰湿さと爽快感、安っぽさと作り手のプライドが同時に迫ってくる、B級ホラー映画を見事に小説化した感じ。明るい狂気と最低の下種を盛大に楽しませてもらった。読む前に煽られ過ぎなければ更に最高な気分を味わえたはず。そこだけが残念。2019/03/22
あっちゃん
21
この表紙(笑)覚悟していたほど残虐では無いように感じたけど、それより驚いたのは結構読みやすかった事!加害者であるはずの妻の方が1番酷い目にあっているように感じる( ̄▽ ̄)2023/07/14
ましゃ
19
母はただ、わが子の幸せを祈った。父はただ、己の血を継ぐ者を欲した。子はただ、自らの本能に従った。そして、誕生パーティーがはじまった。純粋で残酷な怪物のために…。拉致・監禁・暴虐・強淫・虐殺、絶望が連鎖する英国発エクストリーム・ホラー。正直、内容に表紙以上のインパクトはなかったかな。とはいえ、きわめて凄惨な物語、そして最悪の結末です。未知なる恐怖。すべてにおいて行動を起こすのが遅すぎた。怪物になるのも人間、怪物を育てるのも人間である。本書は、人間そのものの恐怖、狂気に駆られた人間の悪を描ききった作品です。2022/09/24
ちょん
19
表紙がステキすぎて‼️ゴヤー!!そして表紙、前置き負けな感じのお話(笑)普通に怖いし続々しながら読めましたが、よくあるパターン。ネクロフィリアという言葉を知らなくて読み終わった後に調べたら…はじめっからネタバレになるとこだった(笑)2018/10/01
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