出版社内容情報
シグマフォースシリーズスピンオフ 第2弾
内容説明
タッカーとケインは、ジェーン、フランク、サンディの元同僚ノラ・フレイクスとともに、サンディ殺害の真相とその裏で着々と進められている計画の正体を突き止めようとする。 第二次世界大戦中にドイツ軍の暗号を解読したイギリス人数学者アラン・チューリングの提唱したコンピューター技術が、最新の戦闘用ドローンに搭載されているらしい。だが、裏で画策するメディア王のプルーイット・ケラーマンの野望は、キラードローンの開発だけにとどまらない。計画を阻止するため、タッカーたちは最初の原爆実験が行なわれた地や、カリブ海の島国トリニダード・トバゴを経て、敵の本拠地に乗り込んだ。生身の兵士のタッカーとケインは、最先端の人工知能を備えたキラードローン部隊に勝機があるのだろうか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
117
面白かった。チューリングがいかに天才でも、現在まで追い抜かれない発明をしていたとは信じられないが、こういう話の要旨とは関係ない無いな。最後まで飽きずに引っ張れた作者の力量はさすが。2018/01/07
KAZOO
110
後半になると動きが加速していきます。トリニダード・トバゴに行ったり、主人公たちのアナログな活躍で、機械軍団を追い詰めてしまいます。ドローンというのは今までも戦争で使われてきましたが、局地戦で活躍はしていくのでしょう。この話を読んでいると近いうちに某国が朝鮮半島でなにかをやらかしていくような気もします。それにしてもこの主人公たちも組織の一員になるようですし更なる続きを読めそうです。2017/12/25
Richard Thornburg
38
感想:★★★ 下巻に入って、舞台はトリニダード・トバゴ、セルビアへと移動していきます。 アクションシーンの連続は面白いんですが、タイトルにもなっている肝心のアラン・チューリングやそのアルゴリズムに関しては曖昧模糊なイメージで、本シリーズの他作品のように重要なキーワードになっている印象は薄いです。 確かに情報云々とかアルゴリズム云々とか、文章にはしにくいだろうしなぁ。 そんなわけで解決感もイマイチかなぁ。 2020/11/02
トムトム
36
ただの車やバイクにも感情移入できるのだから、AI搭載のメカなんて愛おしくてしょうがなくなっちゃう!?情報操作で簡単に操られる人が多いのだなぁと、今回の新型ウイルス騒ぎで実感しました。2020/06/11
み
29
も〜ケインが心配で(^^;電子機器の進化は、怖いですね。どんどん学習して、手に負えなくなりそ。正しく使われないとね。2021/09/11