内容説明
小国の姫であるアーシアルーは一目で惹かれたセルヴィーニ皇国の皇帝、ファリエロに妻にと望まれて喜ぶが、彼の弟である宰相に、彼女は友好のための人質であり、正妃候補は別にいると聞かされ絶望する。しかし国力の違いから縁組を断るわけにはいかない。頑なになるルーにファリエロは優しく、甘く囁いて身体を開かせる。「そなたが良いと、わたしも心地よい」彼女は人質ではなく正妃として迎えたというファリエロにルーは!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
でんか
12
ふつうなほう。文章は少し読みにくい。ヒストリカルのはずだが「ジト目」といった表現が出てきてちょっと躓く。表現は大事ですよね。ヒロインは、基本いい子で前向きお嬢さん。ちょいと前向きすぎてつんのめってる感があるけど。悪い子ではないので好き。しかし、ヒーローがちょっと困ったちゃん。自分のやりたいことが自分でよくわかってるはずなのに、それを口にできない男、もしくは実行できない男。王弟も、わざとかというほど彼の意を汲まない宰相。ええとそれで国大丈夫ですか。2017/10/09
つっきー
1
★★ 庶民的な領主の娘が、帝国の王に見初められ結婚!という王道なのかと思いきや、王様ヒーローがなんかしっかりしてなくて、宰相の弟に強く出れなかったりと、ヒロインの立場がなかなか正当なものとされない。。。そういう国の事情とか絡ませるなら、もっとやり方があるだろう。。。となんだか残念な気持ちにさせられた。一国の王がこんな感じでこの国は大丈夫なのだろうかと別なところも心配になり、イマイチ乗り切れなかったのも敗因か。2019/11/23