内容説明
『皆さんにはこれから人狼ゲームをプレイして頂きます。構成は人狼側:人狼1人。村人側:予言者1人、用心棒1人。その他:狂人7人。毎日二十時に、十人は自分が人狼だと思う相手に投票してください。最も多くの票を集めた住人が死亡します。人狼は零時から二時までの間に部屋を出て、村人の中から1人を選んで殺害してください―』参加者は望んでここへ来た者と、拉致され、参加を強制された者が半分ずつ。さらに、今回の人狼ゲームは“普通”ではない。ここは“狂人村”―村人側は“予言者”と“用心棒”のふたりだけ。それ以外は“人狼”と、その“人狼”を勝たせたい“狂人”たちのみ。私、小池萌に与えられた役職は用心棒。仲間を見つけ、人狼+狂人たちの手から逃げ切ることは出来るのか…?
著者等紹介
川上亮[カワカミリョウ]
『並列バイオ』で第10回ファンタジア長編小説大賞・審査員特別賞を受賞(秋口ぎぐる名義)。『ラヴ☆アタック!』で第1回角川エンタテインメントNEXT賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Walhalla
26
シリーズ6作目です。人狼ゲームにも様々なバリエーションがあるようですが、今回は「狂人村」ということで、これまでとは戦い方がだいぶ変わりますね。村人側に不利なルールなので、そこをどう切り抜けていくのかが見どころですが、前作の時にも思ったのですが、名乗り出た人の言う事を信用しすぎている感じがします・・。どちらかがウソを付いている可能性と、どちらもウソを付いている可能性の両方を考慮しないと、簡単に負けてしまいますよね・・。2023/11/09
Yu。
18
通常だと多数の村人らによる人狼倒しのゲームなのだが、今回は10人中8人が人狼側という村人泣かせのルールから成る“マッド ランド”編。。いいねぇ‥今回の“用心棒役”はシリーズを通して一番好きかな‥ 特にラスト間際から魅せる怒濤の展開に痺れます。2018/03/23
陸抗
15
自分で希望して、あるいは拉致されて参加することになった、人狼ゲーム。人狼が一人、占い師、用心棒、あとは狂人が七人。狂人が勝つためには、人狼が村人の数と同じにならないといけないけれど、狂人は村人として数えられるので、運営の悪意がひしひしと伝わってくる。今回、生き残りたくて脱出を試みたり、ルールの死角を狙うような子が少なかったからか、いかに村人が勝つかが焦点だった。家出したくて参加した彼女の、詳しい事情も語られなかったし。どこか、淡々とした印象だったなあ。2018/10/20
あああ
11
友達に借りて。ふむ、最後そうなるんだ。なるほどねぇ。この人狼ゲームの設定って、ミステリーとかにも結構使えそうですね。探偵たちが集められて、人狼ゲームっぽく殺人事件を起こさせて……。でもって、最後ミステリー的な解決を入れれば、結構よくないか?普通の館ものとは一風変わったゲーム要素を取り入れ、なおかつそこにメタ要素を取り入れるという……そして最後、メタを生かした解決を入れれば結構……!とまぁ、こんなことを授業中に考えてるから、成績が下がるわけですが。2018/03/05
まなpi
4
ふむ…。感想なし× 言えるとしたら【可もなく不可もなし】こんなところだろうか[壁]‐‐`)。o O 2019/05/03