内容説明
落語立川流に禁句は無い!落語界の風雲児“立川談志”から、「落語家の中で才能ならば志らくが一番」と評された志らくが“まくら”で語った談志論が文庫で味わえる!談志の逸話を語らせたら、落語家の中で一番面白く聴かせる“立川志らく”が、厳しい修行生活の思い出を通じて、師匠・立川談志の生き様と、己の落語哲学をたっぷり語ります。前座時代の苦い酒の思い出、兄弟子の著書『赤めだか』の真相、談志が可愛がっていた縫いぐるみを苛めた冤罪の破門騒動、声を失った師匠を見舞った日、そして散骨の様子等々、「立川志らく」の話芸にかかると、談志の生き様と死に様がたまらなく面白い。
目次
前座時代の苦い酒
江戸っ子の了見
談志の好きなものを好きになる
『落語のピン』と『志らくのピン』
骨壷とライ坊
若き日の談志、十八番
立川談志は、昔の日本人
志らく視線の『赤めだか』
一番怖い思いをした夜
ロックと落語のコラボ〔ほか〕
著者等紹介
立川志らく[タテカワシラク]
落語家、映画監督(日本映画監督協会所属)、映画評論家、昭和歌謡博士、劇団主宰、TVコメンテーターと幅広く活動。本名:新間一弘(しんまかずひろ)。1963年8月16日生まれ、東京都出身。1985年10月立川談志に入門。1988年二つ目昇進、1995年真打昇進。現在弟子20人を超える大所帯(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。