内容説明
まともに良質の治療をやってたら歯医者はつぶれてしまう!?日本の歯科業界の実態を現役歯科医が赤裸々告発!アナタの歯医者選びに革命を起こす衝撃の一冊!!
目次
第1章 日本の保険医療制度が抱える大問題
第2章 治るものも治らないむし歯治療の現実
第3章 歯周病の本質を理解しようとしない歯医者
第4章 子どもの将来を変えてしまう危険な小児歯科
第5章 一般歯科医院に絶対に相談してはいけない矯正治療
第6章 インプラントは最良にして最悪の治療法
第7章 取り返しのつかない危険がいっぱいの審美歯科
第8章 予防歯科―本当の予防法とは
著者等紹介
長尾周格[ナガオシュウカク]
1973年北海道生まれ。歯科医、博士(歯学)。北海道大学歯学部卒業後、同大学大学院修了。現在、千葉県千葉市稲毛区で『稲毛エルム歯科クリニック』を開業している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カレー好き
26
タイトルに惹かれて。日本の歯科の診療報酬は異常に低い。よって保険外診療で賄おうこととなる。歯科医が生計を立てるには1日30人の外来受診が必要と。歯の悪い私はおそらく将来インプラントに頼ることとなるのだが、上手な歯科医の見つけ方が知りたいなー。インプラントセンターの看板は要注意とのこと。☆2つ2018/03/31
ロア
15
日本の保険歯科医療制度が持つ本質的な欠陥が、歯医者も患者も不幸にしているという事実。患者の為になる治療をすればするほど歯医者は経営が苦しくなり、患者の方は他に適切な治療方があるにもかかわらず、簡単に歯を削られ神経を抜かれてしまうのです。中には「診療の質を極限まで下げる」「架空請求や水増し請求をする」「保険外の診療を患者に売りつけ、ぼったくる」など、健全でない経営努力をする歯科医院も。2018/12/03
ロア
13
いわゆる虫歯菌や歯周病菌と言われる原因菌は、誰の口の中にも存在する常在菌。人が虫歯や歯周病になってしまうのは、食べ物に含まれるショ糖や果糖のせいであり、また、自身の免疫力の低下や生活環境の悪化が原因。なので、口の中を物理的にあれこれ治療するのもまぁ悪くはないけれど、まずは食事や生活を見直すことが先かもよ。そうすれば、口の中の菌たちも本来の善玉菌としての役目を果たせるってもんです。2018/12/17
SuteAco
1
再読したい2017/09/11
hiro。
1
同業者の書いた書籍、大まかには著者の言う内容には同意。しかし部分的に眉唾な内容も。 小児への咬合面CR治療をしている先生は注意せよ、という記述は書籍に載せて訴えるほどの害のある処置ではない。エビデンスに乏しい内容を仰々しく語る様は、著者のいうレベルの低い歯科医師像に近いものでなかろうか。2016/09/02