内容説明
「満たされたいよ…」。甘い顔で囁かれて腰が浮く。だけど、ここから先には進めない―。人気官能小説家・間宮和孝と編集担当・折橋麻衣子は大学の文芸サークルの後輩先輩で、かつて恋人同士だった。間宮が官能小説を書き始めたことに腹を立て、麻衣子は彼と決別。2年後、編集者と作家として再会、したことになっているが、そこには麻衣子の壮大な計画が隠されていた。しかし…。
著者等紹介
兎山もなか[トヤマモナカ]
平成生まれの平日会社員。2015年に第9回らぶドロップス恋愛小説コンテスト最優秀賞作『君が何度も××するから』(新潮社プリシラブックス)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なかよし
6
ヒロインの思考が面倒な為か、なかなかページが進まなかった。 この作家さんは好きだから何作品か読んでるが、今回はあまり好みではなかったかな。2019/08/18
れーち
5
★★★★☆2019/01/25
かける
4
官能小説家のヒーローと編集担当のヒロインで元恋人。 ヒーローにいい小説を書いてもらうためにヒロインが策を労していろんな感情をヒーローに感じさせる。 ヒロインに魅力を感じないので、読むのがちょっと苦痛だった。2022/07/30
つっきー
4
★★★ 勿体ぶった話運びが兎山さんの得意分野なのか。現在と過去を行き来するのは面白いし、謎めいた雰囲気を出してるのは好きなんだけど。ヒロインもヒーローも全く好きになれない作品だった。いい小説を書かせたいから弄んだ結果、実は惚れてましたとか意味不明…。駆け引きも得意なようには見えなかったし、猫かぶってる感じもそこまでしない。なんか違和感ありありなんだよな。個人的には倉田がいいキャラしてるなと思った。それと、少し前にドラマでやってた「文学処女」とイメージが被ってるかな。2019/05/20
薫水
3
ヒロインがあざとい設定だけどただめんどくさいだけ。作家カレは元カレだけど、一応ヒロインの行動を見越して許容してひたすら我慢強い。基本ヒロインとの行為はお預け設定が好きな作家さんなのかな?Web作品含めて2作目だけど互いに策をこらしてお預け設定がそのまんま同じだった(汗)2017/11/05