内容説明
よい学校に入るため、友だちもつくらず勉強漬けの毎日を送る9歳の女の子。名門校の学区内に引っ越してきたが、隣には風変わりなおじいさんが住んでいた。ある日、隣から飛んできた紙飛行機が気になって中をあけると、そこ書かれていたのは、小さな王子の物語。話の続きが知りたくてたまらず、女の子は隣家を訪ねた。王子の話を聞き、一緒に時を過ごすうちに、二人はかけがえのない友だちになっていく。しかし、ある日、おじいさんが病に倒れてしまう。女の子は、もう一度王子に会いたいと言っていた彼のために、プロペラ機に乗って、王子を探す旅に出た―!誰もが知っているあの物語の、誰も知らないその後の物語。
著者等紹介
酒井紀子[サカイノリコ]
東京都生まれ。1987年より洋画時幕翻訳及びノベライズの執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けいご
16
生産性・効率・人生設計。そんな言葉が飛び交う現代の大人達が育ててあげた未来は果たして心の豊かな世界になるのだろうか?元飛行士のお爺さんが「このお話は、誰にも聞いてもらえないかと思っていたが、君に会えて間に合った」と言ってるんだけど「間に合った人」が増えたらきっと灰色のビルの中にも豊かな世界が広がっていくんだろうな〜っと思えた一冊でした★ 第二次世界大戦がもう1年半早く終戦していたのであればサン=テグジュペリが戦死せずこんな未来もあったのかもしれないな〜。そう思うと涙が出てきてしまう一冊でもありました★2021/01/13
ひなっち
1
とっても感動します
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- 和書
- 不等式 モノグラフ