竹書房文庫
呪胎怪談

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  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784801904484
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

官能小説家・上条麗南としても活躍中、大の怪談好きでもある吉澤有貴による不気味さと怪異を孕む実話怪談集。身体の奥底で蠢く、恐怖と叫びに満ちた25篇収録。

著者等紹介

吉澤有貴[ヨシザワユウキ]
2013年、上条麗南のペンネームで『青獣の烙印 義母と姉が牝になる寝室』にて官能作家デビュー。別ペンネームの吉澤名にて『FKB怪談幽戯』で怪談実話を初披露(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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夢追人009

140
凄くグロテスクなイラストに読む前から震えてしまった初読みの女流作家さんですが読んで見ると意外にユーモラスな面もありましたね。『舐める男』結婚して暫くして恵美さんがベッドで眠っていると足裏を舐められ夫の悪戯かと思っていたら玄関から「ただいま」と夫の声が聞こえて来て別の存在だと気づき絶叫する。『みんなで鍋を』秋に父と母と娘の三人で山菜取りをして山小屋でキノコ鍋を囲むと夜なのに皆大汗をかき父も母も私も父の隣にいるおばさんも笑う。毒キノコに当たった事に気づき何とか助かるが皆あのおばさんは誰だったのかと首を傾げる。2020/07/24

HANA

50
実話怪談集。なんというかどこかで聞いたような話が多いような気がする。心霊スポット行って呪われる話や死んだ祖父が事故から守ってくれる話、学校のトイレの怪談など、遥か昔に廃れたと思っていたけど今見てみると一巡して新鮮な気もしてくるな。林間学校の話なども昔懐かしくて何とも言えない。実話怪談読むのとは違うベクトルで、何となくノスタルジア感じながら読んだ。実話怪談という概念が欠片もなかった昭和の御世には、こういう話氾濫していたなあ。心理描写とかも多めで、これまた昨今の実話怪談とは違った趣があるような気もした。2015/09/17

澤水月

27
腐れ髪など良いが。何日もかかった…もっさり。いらない描写が長めのに多すぎ5分の1に縮められる。何か小説講座で教える基礎(心理映した風景描写多い)みたいなのと実話怪談定型交じりだなと思ったら…後書きでホントに教室出と知り何とも。コンビニで売られるような怪談本には向かず小説にしか読めない文体なので…(本業の官能を未読で済みませんが)。スマホ打ち間違いみたいな凄い誤植もうーん。ネタはいいんです料理を…2015/08/31

ラルル

23
文章にムラがあり過ぎます。最後から二番目の話、話自体は大した事無いのにトイレの描写がやたらにダラダラとクドく途中で飽きます。誤字も気になる。ラストの話も胸糞悪く、これを最後に持ってきたのは失敗でしょう。怪談本は時に後味の悪さも良点としますが、今回は文章、内容、構成、様々な点でモヤモヤしてしまい、ただ嫌な気分で読み終わるだけ。私にはこの著者は合わないのかもしれません2019/06/10

佐倉

12
スノボやサーフィン、スカイダイビングに飽きたらずさらなるスリルを求めて心霊スポットを巡り始めた男の末路を描く『刺激ジャンキー』、遺品整理の際に見つけてしまったヤバい写真の話『おじいちゃんの写真』、“見える人”の話だがシャンプー中に髪から穢れを感じるという見えかたが珍しい『腐れ髪』などが印象的だった。なんだったんだろう?という不思議系な『みんなで鍋を』とかモノ悲しい雰囲気の『石子供』などもあってバラエティ豊かだが、『舐める男』『呪胎告知』のような艶かしい要素のある話もそちらが本業だけあってか読み応えがある。2024/03/20

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