出版社内容情報
大人気“人狼ゲーム”シリーズ第3弾!今度は狐が…。
内容説明
わたしが引いたカードは「狐」。勝利条件は「ゲーム終了時に生存していること」。村人側が人狼を全滅させる、もしくは人狼と村人側が同数になった時点で狐=わたしが生き残っていれば、狐だけが勝利。狐は人狼に襲撃されても死なないが、予言者の占い対象になると死亡する。ほかに人狼が3人、予言者1人、霊媒師1人、用心棒1人。あとの5人は能力を持たない村人。わたしはそこで「運命」的な出会いをする。そこにいた一人の男の子に一目惚れしたのだ。彼は人狼?それとも村人?…どっちでもいい、わたしと彼は生き残り、愛に生きるのだ…。そのためには、邪魔な奴には死んでもらわないと…。
著者等紹介
川上亮[カワカミリョウ]
『並列バイオ』で第10回ファンタジア長編小説大賞・審査員特別賞を受賞(秋口ぎぐる名義)。『ラヴ☆アタック!』で第1回角川エンタテインメントNEXT賞を受賞。株式会社コザイク代表。執筆活動のほか、アナログゲームの制作なども行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きっしぃ
34
デスゲームものは好き。人狼、村人、狐、霊媒師、予言者、用心棒。三作目だけど、ルールと誰が何の陣営かの把握にちょっと頭をつかう。命のやりとりの真っ最中に、一目惚れで恋に落ちちゃう、狐のあやか、運命の彼と生き残るには…!という人狼ゲームとは別の目的を持ってきたのが面白かった。最後まではっきり明かされない役割と、有希の選択がちょっと納得できずにもやっとする。とりあえず四作目も早めに読も。2017/12/02
みや
26
シリーズ第3弾。映画視聴済。映画でも異色だったキラキラふわふわ初恋物語は健在だが、恋に現を抜かす狐と常にブチギレている人狼の視点が交互に入れ変わるので良いメリハリとなっている。狐が勝ち残るには運の要素が大きいため、人狼視点があることで緊張感のある駆け引きを楽しめた。こんな状況で運命の恋にときめく主人公の気持ちは相変わらず微塵も分からず、彼女の心の変遷も理解できない。だが、最後に指さす方向を変えた彼女の気持ちは凄くわかった。他人との心理戦だけでなく、自分の中で理性と感情が戦うのもリアルだからこその面白さ。2020/06/23
しのぶ
10
読みやすいライトノベル的文章。人狼ゲーム本初読みだったので全体的に駆け引きゲームとして面白かった。でもデスゲームらしく人が死に過ぎるのがどうも。2015/08/15
陸抗
9
今度の主人公は、狐。村人陣営にも、人狼陣営にも交われない、孤独なカード。立ち回りがかなりめんどくさい役割だけど、狂った愛の力で乗りきった。誰かが吊るされるたび、または人狼に襲われる度に、本当に死んでしまうから、チーム戦というより個人戦になってるような。ムカつくからと、仲間を殺す為に自分も死ぬとか、あるかな…。2015/10/29
柊
8
立ち読みで読破したため(凄い迷惑な客です。すいませんでした。)あまり印象に残りませんでした。1、2作目の方が面白かったかも。今度もう一度ゆっくり読んでみます。2015/12/13