出版社内容情報
人気の恐怖箱シリーズ最新刊。
内容説明
「坑怪」は同じ読みである「後悔」を掛けている。体験者たちの後悔、無念がテーマであると同時に、読まなければよかったと思うほどに凄絶な話ですよ、という意味だ。怪談ジャンキーの期待を裏切らぬ恐怖だけは詰めこんだ。それらはすべて本物、実際に起きた事象である。ゆえに安易なオチ=救いはないことをここでお断りしておく…。
目次
不感蒸散
もみじ
君だけに愛を
改築
遺品整理
猿達の沈黙
運び屋
穢獅子
大事な宝物
産廃〔ほか〕
著者等紹介
神沼三平太[カミヌマサンペイタ]
神奈川県出身。大学の講師として働く傍ら、趣味で実話怪談の蒐集を始めた。実話怪談コンテスト超‐1/2010年大会、稲川賞受賞。第8回ビーケーワン怪談大賞優秀賞受賞。2011年『恐怖箱臨怪』(竹書房文庫刊)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
82
「呟き」について。知ってしまうが故の恐怖がプロットになっているのが印象的でした。2025/12/28
眠る山猫屋
58
実話怪談系お気に入りの一人・神沼さんによる恐怖箱。厭さ的にはつくね乱蔵さんと双璧か(笑)二人とも実話っぽくないダイナミックさが・・・好みです。伝承絡みの話が興味深かった。『それは人には長すぎる』みたいな普通の人間には思いもしないような因果は、どうしようもない。人怖要素も強い『笑い面』や『猫塚』も良かった。後者では飼い猫が助けてくれる辺り、ホッと一息つける。2026/02/20
HANA
55
実話怪談集。最初の二三話は微妙と思ったのだが後半になれば後味の悪い話が次から次へてんこ盛りで、怪談に含まれる「嫌さ」を存分に味わう事が出来た。全体的に因果を含んだ話が多く、普段であればそういう因縁じみた話は怪談を濁す不純物のように感じるのだが、今回に限っては「嫌さ」が話全体に思う存分塗されている為あまり気にはならず。後、土俗的な話も多く日本の湿気を感じさせるようなウェットさが、本書自体を覆っているような読後感。やっぱり土俗と因縁と怪談って実に相性がいい事を再確認させられました。日本的な粘着感というか……。2015/05/07
あたびー
37
2015年に出た本というから、作者の出版物の中では割と初期のものらしい。そのせいか、一寸ウエットだったり、冗長だったりする所がある気がした。反対に言うと、最近の作品はこの頃より見違えるほど磨きがかかっているという事だ。巻末「それは人には長すぎる」や「蜜柑屋敷」は家と一族にまつわる不幸の話で、題材的にはとても怖いのだが、筋と関係ない部分にも文章を沢山使ってしまっていて、薄まっているような感じが残念だ。今の作者の力量ならさぞかし良いものになると思うのだが、書き直してくれないかにゃ……2023/03/27
鈴
30
【日本の夏は、やっぱり怪談】②昼間は大丈夫だけど、夜に読んだら怖いー。しかもこの表紙(´д`|||)見るたびゾゾゾーだよ。どの話だったか、読んでたら右肩が痛くなった(怖)これは実話なんだろうか?2015/08/10




