内容説明
地球の寿命が尽きかけていることを知った人類は、存亡を懸けて、新天地を探すことを決意する。新たに発見されたワームホールを利用し、宇宙旅行の限界を超えて、惑星間の旅を成し遂げようというのだ。生きて帰れるかもわからない、重大な使命を担った宇宙への旅に選ばれたのは、まだ幼い子供をもつ父親だった…。果たしてその先に待つものとは?そして地球の運命と人類の未来とは…?『ダークナイト』三部作、『インセプション』で世界的に評価の高い映画監督クリストファー・ノーラン監督最新作、小説版。
著者等紹介
キイズ,グレッグ[キイズ,グレッグ] [Keyes,Greg]
1963年、ミシシッピ州メリディアン生まれ。ミシシッピ大学で考古学を専攻、卒業後しばらくはリサーチや発掘作業にかかわった。1987年、ドロシー・ラネル・ウェブ(ネル)と結婚し、ジョージア州のアセンズに新居を構えた。いくつか未刊の原稿を書いたあと、処女作『Waterborn』を発表、その後の15年は、オリジナル小説や映画関連書籍をつづけざまに執筆した。この時期にはまたジョージア大学で考古学の修士課程をおさめ、博士号取得に向けて必須科目と試験をすべて終了した
富永和子[トミナガカズコ]
英文学翻訳家。獨協大学外国学部英語科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MAEDA Toshiyuki まちかど読書会
27
滅亡の危機に瀕した地球。移住する星を探しに宇宙に旅立つ父。時空を超えて娘にメッセージを送るその手段が凄すぎる!ラスト10分は鳥肌が立ちどおしだった!!ハードSF好きには是非、見て頂きたい映画です。^_^2019/02/28
拓也 ◆mOrYeBoQbw
25
映画ノベライズ。『メメント』『ダークナイト』『インセプション』でも有名なクリストファー・ノーラン監督と弟のジョナサン・ノーラン脚本のSF映画のノベライズ版。毎回緻密な伏線としっかりした構造が売りの作品が特徴的ですが、今回も言い出来の作品だったと思います。『ディアスポラ』『白熱光』などのハードSFの影響も強いですが、やはりそこをエンタメに仕上げるのはプロの技でしょうか。近年のハードSFに躓いた方は、この映画&ノベライズから入り、またイーガンなどに戻るのも良いと思いましたね(・ω・)ノシ2016/03/08
スー
19
88今年観た映画の中で1番の映画だったので映画では分からりづらかった後半部分を知りたくて読みました。読み出してからは映画と同じなので映像を思い浮かべながら読め一気に後半まで進められました。でも期待していた後半部分は映画同様にやはり分からなかったが最後のアメリアの動向がしっかり分かったのは収穫でした。最初の星の1時間は地球の7年になるとかブラックホールの周りを通過するだけで51年経過する等重力の不思議で一杯です。時空を超えた父と娘の愛の力に涙が止まらなかった、映画も本もとても素晴らしい物語でした。2022/10/09
佐藤一臣
17
ワームホールに入る前のところのやりとりがもっとあればなあと思う。同次元内で離れたところを行き来するのに、その次元をゆがませることで、もう一つ高次元の世界を使えるようになって新たな最短距離を設定できるんでしょうけど、時空4次元に住む我々には、もう一つ上の次元を描写することは不可能なんだということかな。死がもしかしたら異なる次元へのスタートかも。物理学は面白いんだなと思える作品。重力が次元を超える唯一のものであるというのが、いまいちつかめなかった。残念。2017/03/17
Porco
17
映画のノベライズはほとんど読まないのだけれども、『インターステラー』は映画館で観たうえにDVDでも観て、さらに小説まで読んでしまいました。映像のほうがわかりやすいところも、文書のほうがわかりやすいところも、やっぱりそれぞれ特性があるものですね。とはいえ、やっぱり映像のほうが面白いかと思います。2015/04/30
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