内容説明
戊辰白河口で官軍から、細谷からすと十六ささげなけりゃ官軍高枕と謡われた仙台烏組隊長・細谷十太夫とは何者なのか!小説のような波瀾万丈の生涯を送った奇傑。豊富な資料と真摯な分析により描き出す歴史快作。
目次
十太夫の生立
京都御所警備兵となる
奥羽各藩の情勢探索
仙道方面の偵察
更に探偵兼周旋係となる
奥羽列藩の同盟
白河の大敗軍
「烏組」の組織と初戦
白河口本街道の開戦
「烏組」の苦戦
降伏謝罪
星恂太郎の額兵隊
戎服の上に墨染の法衣
煮売茶屋に預けらる
親類預け、烏組の移転
一網打盡、烏組の解散
探偵に眼を跟けらる
北海道の開拓
貨殖の算段、西南戦争
南洋探検、千人長
仏門に入り僧となる
資料 小説・映画等の「からす組」
細谷十太夫関係年表
著者等紹介
小西幸雄[コニシユキオ]
仙台郷土研究会会員。1948年宮城県白石市生まれ。1970年東北学院大学経済学部卒業。千葉県柏市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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