内容説明
古刹笠置寺研究の決定版!歴史の荒波に翻弄されながらも連綿と続いた1300年の歩みを、丹念な調査研究により振り返り、五十六億七千万年後弥勒下生の未来を照射する。同地に生を受けた著者による、景勝地・笠置の詳細な解説も魅力。
目次
天人降りて弥勒の石像を彫る―笠置寺草創の謎
兜率天への神秘の入り口―千手窟
弥勒の霊場として発展する笠置寺
南都から貞慶入山し、寺の整備大いに進む
元弘の役で笠置寺炎上、弥勒像その姿を隠す
江戸時代、衰亡に向かう笠置寺。だが法灯は連綿と続く
丈英入山し、無住の寺を再興する
南朝の遺跡として関心を集める笠置寺
終戦から現代へ、そして五十六億七千万年先へ
笠置山歳時記
笠置山名所ガイド
著者等紹介
小林義亮[コバヤシギリョウ]
昭和14年(1939)1月京都府生まれ。大阪大学法学部卒。平成25年(2013)6月同会公益社団法人に改組後常務理事退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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