文春文庫<br> 槍ケ岳開山

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文春文庫
槍ケ岳開山

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  • サイズ 文庫判/ページ数 365p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167112103
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

一揆に巻き込まれ、誤って殺した恋女房の断末魔の目に怖れと疑いを抱き、罪の償いと救いとを槍ヶ岳の開山に賭ける修業僧播隆。克己の生涯と偉業を描く書下し長篇

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

eitah

6
笠ヶ岳・槍ヶ岳を開山した播隆上人のお話。播隆上人のことを想い、槍ヶ岳を登ってみたくなった。2016/11/20

勒藤シオ

6
槍ヶ岳開山に至るまで、またそれ以降ーー、播隆上人の生涯が淡々と綴られていました。彼を死ぬまで苛み続けた苛烈な過去と、並々ならぬ仏道の修行を"淡々"と表すのもおかしいんですが文章は一定の呼吸で書かれていて、それは伝記として読み易く、事細かな説明も加えられているので背景が理解し易かったです。飢饉や疾病、そして一揆など時代的にどうしても物悲しい事象が続きますが、それでも強く一心不乱に生きた播隆上人を凄いと感じさせられる物語でした。2012/03/31

けい

5
先日笠ヶ岳に登頂し、ふと本書を手にしていた。播隆が笠ヶ岳を見て「登れるか登れないかと吟味することもなく単純にその清浄な山の静けさの中に浸りたいと思った」(66頁)という最初に読んで感動をした箇所も再読したくなった。体が動くうちに槍も是非、登ってみたいと強く思った。2014/08/08

you

4
これを読んだら、槍ヶ岳、笠が岳は絶対行かねばならない。2009/01/29

ふらら

3
今年の夏は表銀座から槍ヶ岳を目指す予定。その前に読了。笠ヶ岳を再興し、そこから見えた槍ヶ岳を開山した播隆のお話。一心不乱になるのが第一、念仏を唱えるのが第二、たしかに登山中は一心不乱になれます。今とは整備が全く違う時代の播隆の案内人の中田又重郎、穂刈嘉平が本当の山屋と思った。ただ小説なので播隆が開山したのは間違いないが、妻のおはまのことなどは小説だけの話のようです。2018/06/10

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