内容説明
光悦村開村400年記念論集。書、陶芸、蒔絵など、光悦芸術の諸相に、各分野の精鋭9名が迫る。革新の美を生み出した元祖アートディレクター光悦の実像とは?
目次
1 序論(光悦私論)
2 光悦とその時代(光悦と日蓮宗;近世初頭の京都と光悦村;光悦と寛永の文化サロン;光悦と蒔絵師五十嵐家;光悦と能―能役者との交流;光悦と朱屋田中勝介・宗因;光悦と茶の湯)
3 光悦の芸術(書画の二重奏への道―光悦書・宗達画和歌巻の展開;光悦の書;光悦蒔絵;光悦の陶芸)
4 光悦その後(フリーアと光悦―光悦茶碗の蒐集)
著者等紹介
河野元昭[コウノモトアキ]
1943年生まれ。1970年東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学。東京国立文化財研究所文部技官を経て、名古屋大学文学部助教授、東京大学文学部助教授、同教授、同大学院人文科学系研究科教授などを歴任。2014年より京都美術工芸大学学長、東京大学名誉教授。秋田県立近代美術館名誉館長。元『國華』主幹(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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