内容説明
ナジュース王国の第七王子クレインは、兄たちとも仲良く暮らし、権力闘争とは無縁の生活を送っていた。ずっとそうしていたいところだが、年頃となればいよいよ政略結婚の話が持ち上がる時期だ。案の定、国王から命じられたのは、隣国の重要人物である聖女ロリエとの婚姻だった。迎えた聖女はしかし、想像以上に魅力的な美少女だった。すっかり惚れ込み、新婚生活を楽しむクレインだったが、そこにさらなる婚姻話が舞い込んでくる。獣人族の娘シャフラン。帝国王家の第五王女ノーチェ姫。ふたりの美女を妻として迎えると、クレインの離宮はあっというまにハーレムと化していた。ナマイキ盛りのノーチェに振り回されつつも、心優しいロリエを中心として、仲睦まじく暮らすクレインたち。妻たちの愛情と結束で、いつの間にやら王国内の人々をそれぞれが救済していたようで、クレインの評価は王族内でも意図せず高まってしまって…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
10
世継ぎの順位が低い第七王子とはいうものの、やはり王子として政略結婚は避けては通れない。清純美少女からケモミミ美少女からツンデレ美少女まで三人と結婚しハーレム家庭を築いていく。ボテ腹エンドはないものの、やはり後半以降はコミヤが下がってきて王子の子を身籠りたい願望が出てくる。作家が誰であろうと、キングノベルスはファンタジーで三人ヒロインとのほのぼのハーレム性活レーベルであることを完全に証明している一冊だ。2021/04/30
菊地
2
「第七(王子)」である合理性は特になかった。2023/08/19
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- 和書
- その数学が戦略を決める