内容説明
ふとした事がきっかけで三百年前と現代を自由に行き来できる能力を身につけた俺は、これを利用して金儲けを実践、そこそこ財産を蓄える事に成功した。ある日、過去の世界で河原に集められ、泣いている五人の少女たちを見かけた。彼女らを率いている男に事情を尋ねると、全員これから「身売り」される女の子だと言うではないか。俺は思わず叫んだ。「この娘たち、俺がまとめて面倒見ますっ!」第2回『MAGNET!』小説コンテスト優秀賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
8
ふとした事から江戸時代と現代を自由に行き来できる能力を手に入れた少年が、江戸時代で身売りされる五人の少女と出会い始まる物語。―――無くしたくなければ総取り、貪欲なくらいで丁度良い。 江戸時代においては当然、だけどそれでも見逃せない。そんな一時の感情に駆られて宣言した事を全力で叶えるべく、現代知識を江戸時代に持ち込んでお金を荒稼ぎする物語であり、ちょっとした歴史ロマンも感じる女の子達が可愛い物語である。稼いでもまだ遠い目標。果たしてこの状況を一発逆転できるような手はあるのか。 次巻も楽しみである。2019/07/05
takave
2
叔父が発明したタイムトラベル装置で江戸時代と行き来できるようになった高校生が、身売りされそうになっていたヒロインたちを助けようと金儲けする。高校生が思い付きそうなことで金儲けしてて面白かった。2019/09/08
レガシィ
1
少女たちと楽しく過ごすだけの話と思って読んでいると、問題が次々と起こる展開でハラハラした。読み終えた後、自分もこんな恋愛がしたいと思ってしまう話だった。2019/07/07
菊地
0
時代ものとしては評価できない考証レベルでの「軽い」だったので、ジュブナイルポルノのレーベルでエロシーン入れて書いた方が良かったのでは、みたいな気がします。2019/07/14