まずは大学入試改革から考えよう―大学アドミッションのプロが紐解くこれからの入試のあり方

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  • サイズ 46判/ページ数 128p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784801492134
  • NDC分類 376.8
  • Cコード C0037

内容説明

2022年、センター試験に代わり、第2回目となる共通テストでは、特に数学1Aの平均点が30点台と、史上まれにみる低さでした。すると世間は「難化」したと大騒ぎに。「センター試験の時も2回目はそうだったので、『難化』すると思っていた。」と、事後の予言者のような教育関係者も出現しました。このような混乱はどうして起きたのでしょうか。そもそも本当に「難化」という表現は正しいのでしょうか。このような問題の変化は、大きな教育改革の一つとして行われています。傾向の分析だけで対応することは極めて困難であり、改革をしっかり理解して普段から学ぶことが不可欠です。また、入試改革は、共通テストの変化にはとどまらず、各大学で盛んに行われています。そんな入試を考える国公立大学アドミッションのプロが、望ましい入試改革について、入試方法と、アドミッションセンターの役割の両面から、徹底解説。

目次

1章 入試改革の背景と、具体的な中身
2章 対談「これからの入試のあり方とは」(入試の枠組みを再考すべき時が来た;総合型選抜の時期が早いこと自体は問題ないが;アクティブラーニングもしっかりと評価を;早いうちからチャレンジできる学力の指標を評価したい;学校を超えた活動で刺激を受けてほしい ほか)
3章 特別寄稿「知っていますか?日本の「大学アドミッション」」(はじめに 大学の「アドミッション」って何だろう?;「アドミッションセンター」って何しているところ?;「アドミッションオフィサー」の仕事って?;ホントの「AO入試」とは!?;おわりに 3つの「アドミッション」)

著者等紹介

出光直樹[イデミツナオキ]
横浜市立大学アドミッションズセンター(高等教育推進センター併任)専門職・学務准教授、大学教育学会理事。1967年東京都出身、札幌学院大学人文学部卒業、桜美林大学大学院国際学研究科修了。桜美林大学職員(大学教育研究所、アドミッションセンター)を経て2005年から横浜市立大学。2014~2018年度桜美林大学大学院非常勤講師(『大学アドミッション』担当)

宮本俊一[ミヤモトシュンイチ]
群馬県出身。2006年新潟大学大学院現代社会文化研究科博士前期課程修了後、読売新聞東京本社入社。記者、広報職を経て、2019年国立大学法人群馬大学にアドミッションコーディネータとして入職。2020年から同大社会情報学部協力研究員兼務。2022年設置の同大アドミッションセンター発足メンバー。専門は大学アドミッション、高大接続、組織の広報・PR。40歳

河村振一郎[カワムラシンイチロウ]
一般社団法人高等教育開発研究所所長、一般社団法人新都心教育開発理事。国公立大学に特化した支援事業として、学校説明会やシンポジウム、講演会の開催を行うほか、自らも経験を活かし、高校の教員、高校生向けに、入試や学習方法に関する講演を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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