出版社内容情報
貧困にあえぐ労働者のリアル!
累計40万部のベストセラー『今日、ホームレスになった』シリーズの著者最新作! 本書では生活に窮する24人の労働者に取材を行い、仕事やお金の悩みを聞き出した。
彼らは年齢・性別・学歴を問わず、月収20万円前後~25万円、あるいは年収300万円近辺というレベルで生活を営んでいる。国税庁の調査によれば年収400万円未満の人は全体の50.7%、年収の中央値は350万円程度である。取材を通して浮かび上がったのは、賃金格差、リストラ、廃業、ブラック労働といった厳しい現実である。こういった生の声を聞いてほしいというのが本書のテーマだ。生活が成り立たないというほどではないが、贅沢も楽しみもなく我慢するばかり。仕事が辛くても、生きていくためには辞められない。そんな彼らに希望はあるのだろうか。格差社会の現実を直視するノンフィクション!
【目次】