出版社内容情報
『未成年』『俺節』『編集王』『同じ月を見ている』……。
どこまでも熱く、泥臭い。
読む者の胸を打つ傑作を数多く残した漫画家・土田世紀。
その素顔を、元アシスタントの漫画家が描く。
ツッチーを囲む個性派のスタッフたち、予測不能な行動に走る漫画家、ネームの達人と呼ばれた土佐世紀・創作の極意、
あの名作誕生の舞台裏、そして天才の知られざる苦悩……。
200ページ超、描き下ろし! 土田作品のファンのみならず、全漫画ファンに捧げる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nonpono
57
皆様、土田世紀を覚えていますか。ドラマ化された「編集王」は面白かったが、泣いた話がある。アル中の漫画家の復活劇である。騎手だった田原成貴が原作の「ありゃ馬これゃま馬」は笑って、笑って、泣いた。有馬記念の裏の裏有馬記念の話が泣けた。有馬記念に選ばれなかった敗者である男たちが意地で見せる、裏有馬記念。そんな土田先生のアシスタントの北村さんが描いたエッセイ漫画。今じゃパソコンの技術も進化しAIも使えるから、漫画家のアシスタントなんて減っただろう。だけど大先生がアシスタントを抱え、わちゃわちゃした時代もまた良い。2025/07/08
コリエル
7
編集王などの連載中、土田世紀の作品が最も脂の乗っていた頃のアシスタントによる回想録。しかし、編集王も担当編集主導だったようなことが書いてあったり、漫画一徹の情熱の人、というわけでは無く金のために仕事として描いているような部分があったなど、読者側のイメージとは異なる土田像が語られているのが面白かった。全力全開でない漫画であの面白さだったのか。本気で描いたらどれほど…と思わせる。やはり早逝が残念である。2025/04/30
ドロレス
4
日本漫画の黄金時代の綺羅星みたいな才能が集まった漫画雑誌スピリッツ(浦沢直樹、松本大洋、山本直樹、西原理恵子、吉田戦車、細野不二彦、美味しんぼ、江口寿史etc)で、漫画界で最も泥臭い漫画家土田世紀のアシスタントだった作者が書く土田世紀像。西原理恵子が土田世紀は酒飲まないと人と喋れないよな不器用極致みたいな男やゆうてたがわりと普通でそこはほっとする。漫画史的にも貴重よな2026/05/27
ふしぎかなえ
2
編集王で知られる土田世紀をアシスタント側から見た思い出を描いたマンガ。 サイババの写真が飾られていたことを一コマでさらっと流したり「そこもっと掘り下げて」と思う箇所が多い。 敬愛する方にどこまで踏み込むかって難しいですね
スコットレック
2
自分と同郷(秋田)の土田さん、個性的な漫画を描くのは知っていたけどご自身も個性的な方だったようで。改めて急逝が惜しまれる。あれだけ飲んでおそらくストレスも相当であったと思うから致し方なかったのか・・。ヤングマガジンで連載していた作家さんでは風間やんわり先生も同じく肝硬変で早かった(三十代半ば!)・・。 当時の漫画家の仕事の進行を知る上でも本書は興味深く読めた。しかし週刊連載二つを抱えながら、結婚遊びに行ってるんだなー。2025/05/25
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