出版社内容情報
日本には、「怖い地形」がそこかしこにある。普段は意識せずとも、注意すればその片鱗はすぐに見つかる。地震により崩れた地層、洪水の痕跡を残す河川、災害の記憶をとどめる地名など、自然の猛威は日本各地に爪痕を残している。そんな地形の怖い面を、100の項目を通じて紹介。先人たちは自然とどのように関わってきたのか、これからの災害にどう備えるかを探る一冊。
内容説明
危険な地形はいかにして生まれ我々にどのような影響を与えるのか?自然の猛威に備えるための必須知識。
目次
第1章 怖い地形と驚異の地殻変動(遭難死最多の山としてギネス記録に認定 地形のせいで遭難多発の谷川岳;100年後には存在しない?虫が原因で消えてしまう島がある? ほか)
第2章 危ない地形ができる仕組み(最新理論を採用した小松左京 日本沈没は現実にあり得るのか?;プレートがひしめき合って歪みが生まれる フォッサマグナではなぜ災害が起きる? ほか)
第3章 異常気象と地形の関係(海水面の上昇により経済損失に 温暖化で沖ノ鳥島が消滅する?;シベリアの風が雪をもたらす 地球温暖化で雪が増える? ほか)
第4章 地名に隠された土地の履歴(旧称に地形の名残りあり 自由が丘駅は丘ではなく谷にある;幕末に軍事施設が造られていた お台場はかつて物騒なエリアだった? ほか)
第5章 地理にまつわる歴史的事件(治水は古くから為政者の仕事だった 古代の治水工事で捧げられた生贄;水銀を産出する地と密接な関係に 空海は鉱山開発に関わっていた? ほか)