出版社内容情報
私は理学療法士になってから10年以上にわたり、整形外科病院やクリニックで多くの患者さんを担当させていただきました。
下肢のしびれ・痛みを引き起こす原因の代表的なものとして「腰椎椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」「腰椎すべり症」などが挙げられます。
しかし、厄介なのが病名と「下肢のしびれ・痛み」の症状は必ずしもイコールで結ばれないということです。
現代の医学では「腰痛の85%は原因不明」と言われており、またある論文では「腰痛の症状がなくてもレントゲンやMRIでは問題があった」という報告があります。
つまり「下肢のしびれ・痛み」の原因はレントゲンやMRIなどで指摘された病名だけでは語ることができず、それらの症状を引き起こす原因が他に潜んでいることに他ならないのです。
湿布や電気治療、痛み止めの注射を繰り返しても症状が改善しない場合は、本当の原因にアプローチできていない可能性があります。
本書では、身体のプロと言われる理学療法士の視点から、一人一人の状態に合わせた対処法をご紹介し、実践することで症状の改善に繋げていきます。
内容説明
お尻、太もも、ふくらはぎ、足先。何をしても良くならないと諦めていた痛みが1日5分で楽になる!
目次
1章 なぜしびれ・痛みが現れるのか?(なぜ足にしびれ・痛みが現れるのか?;画像診断の罠;3つの症状タイプ;注意したい「レッドフラッグ」;セルフチェックを行う前に)
2章 しびれ・痛みの原因セルフチェック(チェック1 腰を丸める;チェック2 腰を反らす;チェック3 骨盤を横に動かす;チェック4 ひねって反らす;いずれも該当しない場合:抹消タイプ)
3章 構造タイプのセルフケア(効果的なセルフケアのために;髄核タイプ1 丸めると痛む場合 ほか)
4章 末梢タイプのセルフケア(効果的なセルフケアのために;1お尻 筋肉アプローチ ほか)
5章 しびれ・痛みに対する5つのデイリーケア(日常生活で気をつけたい5つのこと;入浴;ウォーキング(有酸素運動)
体重管理
痛みに対する考え方
インナーマッスル)
著者等紹介
柿澤健太郎[カキザワケンタロウ]
2009年、理学療法士免許取得。整形外科病院、訪問リハビリ、心身障がい者施設にて延べ1万回以上の施術経験を有する。2015年、「日本の技術は世界で通用するか?」を証明するべく、世界20カ国500人以上に施術し各国で効果を示し帰国。培った経験と知識をもとに、1人1人の状態に合った原因追究や自律神経の観点から不調を解消する施術を展開。2023年に個人治療院「整体院さんけん堂」を開設。また、培った体の知識とケアの仕方を企業の健康経営サービスとして広めるべく合同会社Spotlightを創業。社内でのヘルスケアセミナー、商品監修、開発を多く手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。