出版社内容情報
日本の城は、武将の力の象徴であり、戦いの場でもあった。城に施された仕掛けは、攻め込んでくる敵を退け、戦いを有利に導く。そのため、武将たちはそれぞれ知恵を絞って城を建てたのだ。
本書ではそのような名城の機能を中心に、実際の合戦や武器などを、写真や図とともに紹介する。
内容説明
かつて、城は戦場だった。城は権威の象徴であり、防衛拠点であり、最後の砦でもあった。名城の機能を中心に、合戦や武器などを紹介。
目次
1章 名城の仕掛け(見る者をあざむく姫路城の多層構造;松本城の隠し階「暗闇重」 ほか)
2章 城攻めの武器(攻撃の基本の武器―弓矢と鉄砲;鉄の支柱で支えられた装甲板で敵の攻撃をかわす―大盾 ほか)
3章 城が舞台になった合戦(わら人形と油のしみた梯子作戦―千早城の戦い;敵を寄せつけない「天空の城」―月山富田城の戦い ほか)
4章 城にまつわる謎(信長とともに消えた安土城;上田城に今も残る伝説の抜け穴「真田井戸」 ほか)