関西ヤクザの赤裸々日記

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関西ヤクザの赤裸々日記

  • てつ
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  • 彩図社(2021/12発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784801305632
  • NDC分類 368.5
  • Cコード C0195

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GAKU

47
関西の広域組織に居た元極道の半生を、自身が綴ったノンフィクション。実際の中間管理職レベルの極道の日々が赤裸々に、かつユーモラスな文章で書かれている。当たり前ですがこれを読む限り、ヤクザになんてなるものではないですね。常に暴力と隣合わせで、身内の裏切り、上からの無理難題と、とにかく大変な世界。結局、暴走族上がりの中途半端な不良ではとてもじゃないが務まらない。大物組長のカッコ良すぎる自伝とは違い、こちらはこちらで面白いヤクザ物でした。 2022/02/04

田中峰和

7
喧嘩自慢で度胸の良さを買われて、ある程度出世するが、所詮要領の良さと裏切りの世界で挫折してしまう。著者の「てつ」は暴力団へのリクルートから組を飛ぶまでを赤裸々に語る。裏社会ジャーニーの丸山ゴンザレス推薦の書籍である。街録チャンネルも半グレや暴走族、元暴力団のインタビューに人気が集中するが、世間は社会に順応できないはぐれ者が好きなのだろう。朝倉未来プロデュースのブレイキング・ダウンに人気があるのもそのせいか。世の中、喧嘩自慢だけでは生きていけないことを、世の不良たちに教える良書。2022/09/09

ankowakoshian11

5
ヤクザ稼業も楽ではない……幹部クラスじゃない限り自分の時間がほぼ無し9割親分組のため、大変だ……。武闘派な著者の極道記。ヤクザの有様が大きく変わった暴対法や暴力団排除条例、時系列はそれの施行後っぽい。所属してた組はおそらくあの系列か。組対の刑事が暴力団よりガラが怖いってのTV の密着みるとあるあるだけど、お互い情報収集と便宜の名目で私的に仲良くなってたりってはあるらしく。予想以上に(組の教育方針もあるだろうが)所作礼儀に厳しく徹底的に仕込まれる、とにかく親を立てること第一、暴力とはったり→2023/08/22

さくら

4
「孤狼の血」を読んだ後に本書を読むと、あのカッコよさは、所詮、小説の中のものだとわかる……。部屋住みは、一般的な新入社員より何倍も大変で、理不尽だ。親分のために用意する食事は、和洋中全種類、白ご飯と混ぜご飯両方を用意する必要がある。銭湯に行けば、親分のために床を洗った後で、身体を洗う。上がった後は、全身、拭き上げる。それを当たり前のようにこなすなんて、大変すぎる。でも、本書のてつさんは二度、組織に入ったが、どちらも気持ちがさめてやめている。現実に気が付いてしまうことって、あるよなぁと思った。2023/08/15

日常茶飯事#1117

3
実録本当のごくどうの人の書いた本籍という感じがしました。ただ、読む前と比べて期待外れというとそういうわけでもなく、大抵予想通りの話ではありました。でも極道の心情と言いますか、リアルでタメになる点は多々ありましたのでこの点数とさせていただきます。2023/03/18

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