内容説明
突然告げられた1年間の余命宣告。病気のこと、性の目覚め、AV活動、逮捕…息子のために破天荒な人生をすべて綴る。
目次
序章 癌のカミングアウトと「終活」プロジェクト
第1章 癌の発覚
第2章 少年・青年時代
第3章 栄光と挫折のAV男優
第4章 AV業界への遺言
第5章 癌で良かった
著者等紹介
沢木和也[サワキカズヤ]
1967年3月25日、埼玉県生まれ。20代の1988年にAV男優としてデビュー。90年代のアダルトビデオ創成期を支えた。1994年に結婚、2005年に長男が生まれる。2020年、癌が発覚。現在も治療中
荒井禎雄[アライサダオ]
1975年2月7日生まれ。フリーライターとして、表現問題や地域批評、グルメ記事まで幅広く執筆。また、様々なWEBサイトの立ち上げや運営に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ただぞぅ
5
AV男優、沢木和也の自叙伝的な本。自分が、知らない世界や波乱万丈な人生に一気読み。裸商売の世界は誰でも入っていい場所ではない。どうしても他に道がない人だけがこっそりとやるべき仕事だという。どんなに世間に白い目でみられても、親兄弟と縁を切られてもやりたいと、覚悟がある奴だけがやるべきものだ。また息子に対する接し方も勉強になった。自分の価値観や感覚を押し付けてはいないだろうか。野球を始めた息子に対し上手くなってほしいという一方的な思いから無理強いさせたしまったことに対する猛省。我が振りもみつめなおしたい。2021/12/19
バシ
1
オレの人生何なんだ?2023/02/23
寝ず娘。
0
AV男優の終活を綴った本書は、タイトルだけでアングラなイメージが先行してしまった。読了してアングラだけど、沢木和也の人生観って「軽々しく他人を信じてはいけない」等、自分の考えとリンクする所があり、共感が持てた。そして志半ばで「自分の人生を終わらせてはいけない。一瞬一瞬を大事に生きよう」と本書を通じて強く思った。2024/06/26