内容説明
ベトナム、ネパール、ブラジル、ナイジェリア、フィリピン…本物のマフィアに命懸けの取材。
目次
第1章 ベトナムマフィア―外国人技能実習制度の闇
第2章 ネパールマフィア―暴力事件を繰り返す新興勢力
第3章 ナイジェリアマフィア―ぼったくりバーと六本木パケ
第4章 フィリピンマフィア―犯罪を仕事にした若者たち
第5章 ブラジルマフィア―暴力団が混在する街で蠢くもの
第6章 現役ヤクザ幹部に聞く外国人マフィアの見解
著者等紹介
真樹哲也[マキテツヤ]
1985年、北関東出身。フリーライター。裏社会に入り込んで取材をし、アンダーグラウンド記事を書くことを得意としている。公安警察関係など数々の情報機関ともやり取りを行い、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Daisuke Oyamada
34
「暴力団対策法」施行により暴力団は衰退。新たな犯罪集団として登場した「半グレ」や「外国人マフィア」。特に外国人マフィアが関与する犯罪はとても増えている印象です。 本書では著者自身が「外国人マフィア」に、自ら飛び込んでいき、体当たりの取材。文章の装飾はあると思いますが、よく死なないで済んだなと思うような、そんな出来事がいくつか登場します。その分、逆に恐ろしさを感じられる内容・・・ https://190dai.com/2024/01/20/ルポ外国人マフィア勃興する新たな犯罪集団-真/2024/01/24
DEE
10
ヤクザの勢力が削がれ、代わりに台頭してきた外国人マフィア。この本ではベトナム、ネパール、ナイジェリア、フィリピン、ブラジルのマフィアに体を張って果敢にコンタクトを取っていく。犯罪行為に対して擁護するつもりはないけど、そこまでしないと生きていけないのには日本人による根強い差別といじめ、そして搾取がある。ときどき技能実習生の問題が報道されるけど、日本人として複雑な気持ちになるのも確かである。2022/02/04
アーク
2
対策法によってがんじがらめにされた暴力団に代わって日本の闇世界を支配するようになっているのは外国人マフィアだというのがよく分かる。日本人とは性格も体格も暴力性も異なる外国人マフィアに文字通り突撃していく筆者の勇気とプロ意識にも恐れ入るね。よっぽどでない限り一般人が彼らと触れ合うことは無いんだろうけれど、日本社会に蔓延る外国人マフィアの実態を知るのに役立ちそうな一冊。2022/11/22
このこねこ@年間500冊の乱読家
1
⭐⭐⭐⭐ 良書でした。著者の体当たり取材がすごい。殴られるとか日常茶飯事。 日本人の持つ外国人への差別感情が、日本国内に彼らを生み出したのは明らか。 日本人は外国人を差別をしないのではない、外国人を知らないだけ。 真に差別しないことを、我々は学ばなければ。2022/02/02
ハシグチ
0
情報元を守るためだろうが、ファンタジーを感じる。たぶん色んな情報を合体させて一つのエピソードにしてるのだろうな。 情報得るまでがワンパターンすぎて、お話としては今ひとつ。関係する飲み屋行って、酔っ払ったふりして仲良くなるだけ。2024/02/19