内容説明
幻の原子力機関車AH100型、土地買収で暗躍した裏方たち、戦時中に地図から消された駅、戦争のために線路を奪われた鉄道、日露戦争の亡霊“通行税”、西武王国への挑戦「伊豆戦争」など、歴史の深層に埋もれた「53」の鉄道秘話。
目次
第1章 政治に翻弄された鉄道(若者たちが目指した南満洲鉄道;満洲国皇帝が乗ったお召列車 ほか)
第2章 夢の超特急「新幹線」の光と影(新幹線の運転台を見学した昭和天皇;エリザベス女王の新幹線乗車騒動記 ほか)
第3章 戦争が変えた日本の鉄道(鉄道の運命を変えた西南戦争;陸軍登戸研究所の偽札輸送列車 ほか)
第4章 日本鉄道史の知られざる秘話(東海道本線の建設を手伝ったヤクザ;暴力団組長が鉄道で移動するとき ほか)
第5章 仁義なき鉄道バトル(東京都知事が出した地下鉄一元化計画;有力私鉄がぶつかった箱根山戦争 ほか)
著者等紹介
小川裕夫[オガワヒロオ]
1977年、静岡県静岡市生まれ。行政誌編集者を経て、フリーランスライター。旅、鉄道、地方自治などが専門分野(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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