内容説明
地政学を通して世界を見れば「何が起きているのか」がよくわかる。世界を動かす国・地域の地政学的戦略をやさしく解説。
目次
第1章 地政学とは何か?
第2章 世界をかき回す覇権国家 アメリカの地政学
第3章 アジアから世界の覇権をねらう中国の地政学
第4章 大国の情勢をうつすアジアの地政学
第5章 ナショナリズムが吹き荒れる!?ヨーロッパの地政学
第6章 紛争と大国の思惑が渦巻く中近東の地政学
第7章 世界といかに渡り合うべきか?日本の地政学
著者等紹介
沢辺有司[サワベユウジ]
フリーライター。横浜国立大学教育学部総合芸術学科卒業。在学中、アート・映画への哲学・思想的なアプローチを学ぶ。編集プロダクション勤務を経て渡仏。パリで思索に耽る一方、アート、旅、歴史、語学を中心に書籍、雑誌の執筆・編集に携わる。パリのカルチエ散歩マガジン『pi´eton(ぴえとん)』主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふ
1
△2022/09/09
Kay
1
地政学の存在をこの歳で知る。日本の鎖国政策、20世紀の帝国主義、ロシアのウクライナ侵攻など、地政学的に見ると、領土の確保、拡大、植民地といった単純な欲の話ではないことが分かった。もう覇権を争う時代は終わった。それぞれの国の発展の中で共生すべき。侵攻、侵略、占拠は人間を幸せにはしない。地政学的利権を追い求めて戦いを続け、ついには2回の大きな総力戦を行って深い爪痕を残してもなお手に入れなければならないものってあるのだろうか。地政学は戦争のために用いられるのではない。平和のための地政学であるべきだ。2022/05/16
空
1
戦争が起きた背景のきっかけは習うが、地理的な面からの考察を学ぶことはなかった。地理的には敏感な地域になり得るのも仕方ない。2020/12/23
pudonsha
0
地政学の大枠を把握するには最適な一冊。2022/07/21