感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
qoop
8
人気、知名度、収入の面で大手団体より劣る弱小団体に身を置くレスラーたちに焦点を当てた評伝集。インディーだからこそ見えてくるプロレスの魅力やレスラーのプライドを、著者はプロレスファンらしい悲壮美と共に伝える。興味深く読んだ。中でもアラケンこと新井健一郎氏の章は興味深く読んだ。プロレス雑誌で氏の存在は知っていたものの人となりはまったく未知だった。言葉通りの意味のインディペンデントな存在だったのだな、と気づかされた。2020/04/26
Tak
1
インディ団体のレスラーを取材した本です。 インディの中ではメジャーな選手たちかも知れませんが自分の年齢や趣向的にディック東郷や田中将斗などしか解りませんでしたが新日本のようなメジャー団体だけで無くインディにも魅力的な選手は沢山いるなと思いました。2020/04/17
sheep book
0
中途半端なインディーレスラーはプロレスだけでは食べていけません。飛び抜ける何かが必要です。そこに個性が出ます。2020/07/21
U-Tchallenge
0
インディーと呼ばれる団体で活躍している8人のプロレスラーの生き様に触れることのできる一冊。僕としては、アラケンと田中将人が取り上げられていて嬉しかった。竹田誠志が語っていた、デスマッチファイターは致命傷を負ってはいけない、ということ。デスマッチファイターの矜持を垣間見る言葉だな、と感じた。では、自分にはこのような矜持があるだろうか。それを言語化することができるだろうか。そのような矜持を持ちたい、と思った。それを纏い、子どもたちの前に立ちたい、と思った。かなりおすすめの一冊である。2020/11/25
U-Tchallenge
0
かなり面白かった! 一人ひとりのレスラーにインタビューを行い、そのレスラーの歴史や考え方が丁寧に扱われていた。日本のプロレス界ではメジャーの反対をインディーと称する。決してマイナーではない。メジャー団体は一人ひとりのレスラーがもちろん魅力的ではあるが、団体の看板がレスラーよりも前に出ることがある。片やインディー団体は一人ひとりのレスラーの方が前に出ることが多いように感じる。だからこそ、インディーでは一人ひとりのレスラーの魅力がダイレクトに伝わってくる。そんな雰囲気を文章からも感じられる一冊であった。2020/10/04