内容説明
ソクラテス、プラトンからサルトル、ニーチェ、デリダまで…古代ギリシアから現代まで32人の主要哲学者を紹介。仕事にも人生にも役立つやさしい哲学の話。
目次
第1章 哲学をつくった哲学者(世界の根源を考えた最初の哲学者―タレス;「無知の知」で真理を求めよう!―ソクラテス ほか)
第2章 近代思想をつくった哲学者(偏見を捨て「知」を獲得せよ!―ベーコン;私は存在するが、世界は存在するのか?―デカルト ほか)
第3章 近代思想を揺るがした哲学者(人間は可能性によって生きられる―キルケゴール;弱者になるな!生きることを肯定せよ!―ニーチェ ほか)
第4章 現代思想を導く哲学者(言葉が世界を秩序づけている―ソシュール;社会には目に見えない「普遍の構造」がある―レヴィ=ストロース ほか)
著者等紹介
沢辺有司[サワベユウジ]
フリーライター。横浜国立大学教育学部総合芸術学科卒業。在学中、アート・映画への哲学・思想的なアプローチを学ぶ。編集プロダクション勤務を経て渡仏。アート、旅、歴史、語学を中心に書籍、雑誌の執筆・編集に携わる。パリのカルチエ散歩マガジン『pi´eton(ぴえとん)』主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ホシ
13
32名の哲学者の思想を実に端的に分かりやすく解説していてよい。この手の本は何冊か読んでいるが、毎回、誰が何を言ったのか綺麗さっぱり忘れている私はアホだ。でも、読んでいる時は「なるほど~」と唸らされるし、読んでいて楽しい。それで良いのだと思うし、誰が何を言ったかが重要ではなく、哲人の言葉を私がどう受け止めたかがもっと重要なのだろう…(と言って自分を慰める)。前に唯識の本を読んだが、それとの関連を考えさせられた。哲人たちの思想もさることながら、生き様も興味深い。ちょっと頭が疲れたが良い運動をした気分。2018/05/26
本を読むのは寝室派
2
「時代の流れにそってどう考えがかわったのか」という流れを読むより「哲学者達の思想」をみる早引き辞典といった感じ。良かった。2021/06/08
天使の奇跡
2
有名な哲学者、知らない哲学者もいて楽しんで読ませて頂きました。 簡潔がまとめてあるのがいいですね。その哲学者が何をいいたかったのかがわかりやすかった。やさしい本ですね(^-^)2019/12/29
naoto
1
古代ギリシャからの歴代西洋哲学者の哲学を、数ページで紹介している本。わかりやすく読みやすかった。ただ…哲学者が西洋男性に偏っていることもあるだろうけど、アジアやアフリカ、そして女性の哲学者がいないのは不満なところ。特に女性は哲学では客体としてしか登場しないので、たまには男性が客体となる哲学もあっていいんじゃないのかな、なんて思ったりもする。2024/10/21
ねこ
1
誰もが聞いたことのあるであろう有名な哲学者達を、没年月日と共に簡潔明瞭にまとめられていて良かったです。 その哲学者が何を語ったか、ということだけでなく、どの時代にどういった考えが主流だった時に、この哲学者はこうだった、とまとめられているとその時代背景も遡って考えられるので面白かったです。ただしその分読み終わるのにも時間がかかりました。1ページ進む毎に考えてしまうのでなかなかページが進みません。笑2018/03/21