中国最凶の呪い「蠱毒」

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中国最凶の呪い「蠱毒」

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784801302426
  • NDC分類 147.1
  • Cコード C0039

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トリオネア

32
こういった術のかけ方もあるのかと、日本との違いもあって勉強になる。中国共産党は呪術を否定しているけど、死体が歩くことはあるとしているのは?で面白い。日本では犬神が妖怪に居るが、中国では猫鬼(びょうき)。茶碗を叩くと餓鬼が寄ってくるというのは日本でもいわれるが、蟲や鬼の使役でもあったのか。2019/12/15

tsuneki526

7
蠱毒について初心者にもわかりやすい解説書。歴史書を読んでいると中国にしろヨーロッパにしろ暗殺の一手法としての毒殺が盛んであったことがわかるし、現在でも毒殺はそれほど珍しくないがそれが蠱毒となると、何やら呪術めいた妖しさが漂う。中国にはまだまだ知られていない面がたくさんあるんだなと実感させられる本である。2018/03/02

zhiyang

5
蠱毒について史料や現地での情報をこれだけ収集知った本ってほかにあるのだろうか?出典が明示されていない情報も多いのは気になるが、古典籍を読み込んでいるようではあるので、結構信用はできるかなと思う。流石に医者として蠱毒は呪術としか言いようがないと言いながらも、ある意味実効性がある前提で話を進めているのはちょっと面白い。ただ、情報をこれだけ集めたのなら、分析をもう一歩踏み込んでほしかった。著者が提示する蠱毒の中には製造法が呪術というより単なる毒薬としか思えないのがあるが、両者が混同されているのではないか。2017/11/10

チィ★

4
中国ドラマを観た時に、蠱毒が出てきたので興味があった。歴史上の人物、事件も絡めつつ、専門的な話でもあるのに、わかりやすくて面白かった!虫は嫌いだし、グロテスクなところもあるけど、、、。現代にもまだ存在しているみたいだし、術的にゲームとか映画などにも似たようなものもあるから、これが元なのかなぁと思ったり。とても興味深い。2019/02/15

ギカシギ

3
大量の虫に食い合いをさせて最後に残った虫を毒として使う、というのが起源らしいものの、実際は生き物(主に死骸)を使った呪術全般が「蠱毒」と言われていた模様。蠱師たる能力を持った者が呪詛を込めて放つ毒が蠱毒なのであって、普通の毒物とは別物との事。医学と霊能の区別がついてなかった古代だからこそ広がった文化って感じがしますね。2017/11/04

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